●自分のタイプを活かしてセールスを得意にする方法とは?
- 大沢清文
- 3 日前
- 読了時間: 5分
・セールスは「守破離」でうまくいく
「セールストークが苦手で、売り上げが伸びない…」
「どうすれば、セールスができるようになりますか?」
その答えは、うまくいく人が実践しているセールスの「型(設計)」にあります。
セールスの設計については、こちらのコラムでもお伝えしているので、併せて読んでみてください。
今回は、誰でも取り組める「守破離(しゅはり)」という考え方をベースに、セールスの苦手意識を和らげ、自分に合った売り方を見つけていくヒントをご紹介しましょう。
「守破離」とは、もともと茶道や剣道などの修行の過程をあらわす言葉です。
これをセールスに当てはめると、次のようになります。
守:セールスの「型」を守って身につける
破:できるようになったら少しずつ応用していく
離:最終的には自分のオリジナルスタイルを確立する
いきなり応用やオリジナルを目指しても、うまくはいきません。
最初は、「型」を守って、設計通りに取り組むところから始めましょう。
・ツールを混ぜればいいわけではない
いくら素晴らしい資格を取得しても、守破離の「守」ができていなければ、ビジネスはうまくいきません。
あなたも自分がお客さまなら、「チーズハンバーグカレーのお店」より、「世界中からチーズを集めた専門店」や「産地にこだわったハンバーグ専門店」や「日本人好みのスパイスカレー専門店」のほうに行きたくなりませんか?
さまざまないいツールを混ぜただけでは、商品は売れないのです。
まずはひとつのことに絞って、「型」であるビジネス設計を固めましょう。
とくに、年収1000万以下の人は、「チーズハンバーグカレーのお店」をつくって、何が強みなのかわからなくなってしまいがちです。
そうではなく、何の専門で、どう集客するか、どう商品を売るか、という流れを丁寧につくるところから始めましょう。
そして、実践して「これはいける!」と手応えを感じてから、応用をしていくことが大切なのです。
セールスには、この「型」をつくる順番が重要なので、わたしはよく「ツールを混ぜてはいけません」とお伝えしています。
・セールスのタイプは恋愛のタイプに似ている
セールスは、恋愛にたとえることができます。
たとえば恋愛では、「自分から告白したいタイプ」と「相手から告白されたいタイプ」がいますよね。
セールスも同じで、「1対1で売るタイプ」と「講座などで1対多数に届けるタイプ」に分かれます。
これは、以前のコラムでもお話しした「狩猟型と農耕型」という分類で考えると、次のようなタイプに分かれます。
・狩猟型
(恋愛)自分から告白したいタイプ
(ビジネス)1対1で売るタイプ
・農耕型
(恋愛)相手から告白されたいタイプ
(ビジネス)講座などで1対多数に届けるタイプ
「自分から告白したいタイプ」の人は、ビジネスでも1対1のクロージングが合っています。
でもこれは、どちらかというと男性に多いタイプです。
一方、女性の場合は「告白されたいタイプ」のほうが多いので、1対多数に届ける農耕型のビジネスのほうが合っているのです。
わたし自身は、恋愛も自分から告白して断られるのが嫌で、「相手を待つタイプ」でした。
ビジネスも農耕型で、お客さまから自然に申し込みいただけるような流れ(ビジネス設計)をつくるほうが向いています。
このように、恋愛もセールスも、その人のタイプが反映されます。
ぜひ、自分のタイプに合った方法を取り入れていきましょう。
・「傷つきたくないから売らない」という発想になっていませんか?
恋愛では、告白してふられたら、誰でも傷つくものです。
そのため、「傷つきたくないから、告白しない」という人もいます。
同じように、「傷つきたくないから、売らない」とセールスに苦手意識を持つ人も少なくありません。
でも、それでは、ビジネスは伸びていきませんよね。
傷つきやすい人ほど、
「売れないのは、商品がよくなかっただけで自分のせいではない」
と、受け流せるようなマインドチェンジが必要なのです。
・苦手なことは仲間で補い合う
ひとりでは難しいことでも、仲間がいれば乗り越えられることはたくさんあります。
恋愛にたとえると、ひとりでは告白できないときに、まわりの人がそれとなく橋渡しをしてくれるようなものです。
気になる相手に、
「好きな人はいるの? ◯◯ちゃんのこと、どう思う?」
と言ってもらうことで、うまくいくケースもあるでしょう。
ビジネスも同じで、仲間と一緒にイベントやセミナーを開催し、一緒にクロージングをするとうまくいきやすくなります。
個々に素晴らしいものを持っている仲間同士、苦手なこともみんなで補い合いながら、結果につなげていけたら理想的ですよね。
将来的には、このような「型」をつくって、ビジネスを拡大していきましょう。
・自分に合ったセールスの形でビジネスを変えていく
いかがでしたか?
セールスが苦手な人ほど、自分のタイプに合ったセールスの「型」を知らないケースが多いものです。
まずは、自分のタイプを活かせる「型」を知って、守破離のステップの「守」を意識してみましょう。
セールスが苦手な人も、「型」が整い、売れる流れができると、ビジネスは自然に伸びていきますよ。

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