●あなたに最適な「働き方タイプ」を見つけましょう
- 大沢清文
- 8月6日
- 読了時間: 5分
・4つの「働き方タイプ」から自分の働き方を見直そう
仕事は人を成長させてくれる、かけがえのないものです。
できることなら、早い段階で自分に合った理想の働き方を実現したいものですよね。
「仕事は好きだけれど、もっと時間を自由に使いたい」
「本当は実務をほかの人にお願いして、しくみづくりにまわりたい」
なかにはこういった想いを感じながら、日々過ごしている人もいるのではないでしょうか。
今回のコラムでは、4つの働き方のタイプについて解説していきます。
働き方には、大きく4つのタイプがあります。
①「雇用タイプ」
②「専門家・職人タイプ」
③「起業家タイプ」
④「経営者タイプ」
あなたは、どのタイプに当てはまりそうですか?
じつは、それぞれのタイプごとに、得意なことや苦手なこと、プラス面とマイナス面があります。
具体的に見ていきながら、本当に自分に合った働き方はどのタイプか、チェックしてみましょう。
・雇用タイプ…自由度は低いけれど収入は安定する
雇用タイプには、会社員や派遣社員、パートタイマー、主婦として働いている人が含まれます。
この働き方は、雇用されているため自由度はもっとも低くなりますが、給与は安定して支払われます。
雇用主の指示に従って行動する必要があるため、他人の指示に従うのが苦手な人には向いていないかもしれません。
雇用形態に応じて、社会保険が適用されることもあり、組織によって守られています。
・専門家・職人タイプ…収入よりも自分のスキルアップを重視する
実務に携わり、身につけた技術を磨くことに情熱を持つ人たちが、専門家や職人タイプです。
このタイプの人は、自分の技術を深く追求することを得意としています。
スキルを向上させることに積極的で、単調な作業もきちんとこなし真面目です。
一方、人との交流を苦手とする人が多く、集客や販売活動は得意ではありません。
このタイプの多くは月収10〜30万円程度で、雇用されているため、収入は安定し保証もされています。
営業や集客を会社が代行してくれることは、職人タイプにとって大きなメリットです。
ただし、給与は労働時間に応じたものであり、肉体的な労働が避けられない場合もあります。
・起業家タイプ…自由な働き方ができるが、集客が最大の課題になる
起業家タイプは、自分で新たなビジネスを始めている人たちです。
行動力と決断力があり、問題を解決する能力が求められます。
起業家タイプが得意とするのは、集客やセールスです。
ほかのタイプと比べると、新しい顧客を見つけるのが得意な傾向があります。
また、積極的に事業を拡大することが可能です。
反対に苦手とするのは、同じことの繰り返しやマニュアル通りに進めること。
他人の指示で働くのは好みません。
そして、最大の利点は、働き方の自由度がとても高いことです。
ただ、その自由には代償があり、収入は不安定で売上がゼロになる可能性もあります。
逆に、売上が上がれば年商1000万円も可能ですが、多忙になることや集客に追われるデメリットも出てきます。
自由な働き方をするには、苦手なことも乗り越える必要があるということですね。
・経営者タイプ…億単位の年商も叶う、しくみづくりが成功のカギ
経営管理や組織運営、いわゆるマネジメントに優れているタイプです。
人材の育成や組織のまとめ役としての才能を持ち、人を動かすことに長けています。
経営者タイプは、ヒト・モノ・カネを効果的に管理する、しくみづくりの能力を持つ人たちです。
全体を俯瞰して経営を進めるため、細かな実務を自ら行うのは得意ではなく、ほかの人に任せることで業務を進めます。
自分で責任を負うので、自分の得意分野ややりたいことに集中できる立場にあり、専門家を雇うことで理想を実現することが可能です。
自分が現場にいなくても会社の売上を上げることができますが、しっかりとしたしくみづくりができていなければ、会社が倒産するリスクもあります。
また、採用や契約、報酬など、人事関連の問題は常についてまわるでしょう。
これらの利点と欠点を理解しつつ、経営者として社会に貢献する意味のある組織を築こうとする意欲を持った人たちが、経営者タイプです。
・自分に最適な「働き方」を選択しましょう
これらの4つのタイプについて、それぞれの長所と短所をあらためて考えてみると、自分に最適なタイプや目指したいポジションが、より明確になるのではないでしょうか。
「いまは〇〇タイプの働き方をしているけれど、理想は〇〇タイプだとわかった」
「〇〇タイプの働き方よりも、じつは〇〇タイプのほうが自分に合っている気がする」
このように、現在の働き方が本当に自分に適しているのかを見直してみてください。
現代は、働き方を自由に選べる時代です。
自分らしさを最大限に発揮できるポジションを見つけ、自分の才能を活かし、より豊かな人生を築いていきませんか?

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