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●売れる経営者は迷惑をかけることを怖がらない

・迷惑をかけてしまう分は、応援することでお返しする



「これをしたら、まわりに迷惑になるのではないか…」

 とついつい考えてしまうことはありませんか?



 たとえば、わたしの講座への申し込みの際は、

「2回目だけどうしても都合がつかず、受講できません。そうすると、まわりの人に迷惑がかからないでしょうか?」

 というように、まわりに迷惑がかからないかどうかをよく聞かれます。



 どうして多くの人が「迷惑をかけたくない」と考えてしまうのでしょうか?

 もしかしたら、それは日本の教育に理由があるのかもしれません。



 海外、とくにヨーロッパでは、「この子が社会に出てどのように貢献できるか」という視点で子育てをしています。

 それに対して、日本では「他人に迷惑をかけないように」自分の子どもを育てる傾向があるのです。

 そのため、「迷惑をかけてはいけない」と思ってしまいやすいのでしょう。



「自分のせいで、迷惑をかけてしまうのではないか?」

 と聞かれたとき、わたしは

「どうぞ、迷惑をかけてください」

 と伝えています。

 それは、迷惑をかける分、ほかのことでまわりを応援してくれればいいと思っているからです。



 ほかの人と関わるのなら、迷惑をかけることがあって当然です。

 人はひとりで生きていけないので、誰かに迷惑をかけることはどうしても避けられません。

 でも、迷惑をかけてしまう分、ほかのことで人を応援すればいいのです。

 その経験によって、人は成長するものなのではないでしょうか。



・「やりたいこと半分、人のためになること半分」でバランスをとる



 迷惑をかけないように生きようと思えば思うほど、生きづらく、つらくなってしまうでしょう。

 わたし自身も、親からは「迷惑かけないように」と言われて育ちました。

 それが変わったのは、若い頃に2つの経験があったからです。



 意外に思われるかもしれませんが、じつはわたしは、学生時代にビジュアル系バンドを組んでいました。



 バンドの練習では大きな音が出るので、

「近所迷惑でしょう!」

 と母親からよく言われたものです。



 ところがある日、近所の人から

「あなたのお子さん、いい歌を歌うね」

 と言われると、母親の態度はコロリ。その日以来、バンドの練習をしていても注意されなくなりました。

 きっと母親は、まわりの目を気にしていたのでしょう。



 またほかにも、若気の至りで真っ赤なアメ車に乗っていたことがあります。

 ご存知かもしれませんが、アメ車はエンジンをかけるとものすごい騒音がします。



 このときも母親からは

「もう、恥ずかしいじゃない。まわりに迷惑がかかるでしょう」

 と言われていました。でも、まわりの人から

「すごいね。好きな車に乗れていいね」

 と声をかけられた途端、急に何も言わなくなったのです。



 この2つの経験からわかったことは、やりたいことをやるのはいいことだけれど、それだけではダメということです。



 自分だけよければいいという考えでは、まわりの理解も協力も得られません。

「やりたいこと半分、人のためになること半分」

 というように進めることが、大切なのですね。



・「三方よし」になるように、相手に思いを馳せる



 ビジネスで自分のことばかりを考えていると、人は離れていってしまいます。

 ですから、ビジネスモデルを考えるときは、

 ◎自分よし

 ◎相手よし

 ◎社会よし

 の「三方よし」で考えることを大切にしましょう。



 自分も潤い、お客さまも潤い、そして自分の提供するものが社会から求められている。この3つが揃ったときに、「このビジネスはいける!」と確信できるのです。



 これは、子育てでも同じこと。

 いかに相手のことを考えて、想いを馳せられるかが大切なのです。

 その「想い」は、確実に相手に伝わり、返ってくるでしょう。



・「迷惑をかけない」から「社会の役に立つ」に視点を変えると、生きやすくなる



「うちの子が誰かに迷惑をかけないように、育てなければいけない」

 と思って子育てをしている人は、

「この子がどうやったら社会の役に立てるのだろう」

 といった視点にフォーカスしてみませんか?



 ビジネスを考えるときにも、

「自分がどうすれば社会に貢献できるのか」

 というほうに目を向けると

「自分よし、相手よし、社会よし」

 という、しあわせな女性起業家・女性経営者になっていけるはずです。



 迷惑をかけてしまうことを怖がらずに、「人の役に立つ」という目線で考えられるようになると、ビジネスも、プライベートもうまくいくようになり、とても生きやすくなるでしょう。





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