●自然にお客様が集まる経営者が大切にしている関係づくり
・「売る人」より「相談される人」になる
無理に売り込まなくても、「あなたに相談したい」「あなたから買いたい」と言っていただける。
そんなふうに、お客様との関係を育てられたら嬉しいですよね。
ただ、商品を売ることに苦手意識を持つ方は少なくありません。
「知り合いに商品をすすめるのは抵抗があります」
という声もよく聞きます。
でも、大切なのは売ることから始めるのではなく、信頼されることから始めることです。
「何を売るか」より「どんな関係を育てるか」へ視点を変えると、販売はもっと自然なものになっていきます。
・売ることから始めなくていい
商品を知ってもらいたいと思うと、つい
「どう説明しよう」
「どう申し込んでもらおう」
と考えてしまいます。
でも、人と出会った瞬間から、お客様にしようとしなくてもいいのです。
まずは、相手との関係を育てる。
話を聞く。
自分のことも知ってもらう。
少しずつ信頼を深めていく。
売り込む力を磨く前に、「相談したい」と感じてもらえる信頼を育てることが、長く続く経営の土台になります。
「この人なら話しても大丈夫」
と感じていただければ、相手が悩みを話してくださる機会も増えていきます。
ですから、ビジネスは、信頼関係ができた先に生まれるものだと考えてみてください。
・自分の変化は、まわりへの発信になる
どんな商品であっても、最初からまわりの人へ商品をすすめる必要はありません。
まずは自分が学び、自分が変化する。
すると、人との関わり方が変わります。
そして、仕事を楽しめるようになるのです。
すると、まわりの人が、その変化に気づいてくれることがあります。
「最近、楽しそうだね」
「何か始めたの?」
そこから、会話が生まれるのです。
人が変化した姿は、商品の魅力を言葉でたくさん説明するよりも、自然に価値を伝えてくれることがあります。
これは、どんな事業でも同じです。
自分が本当にいいと感じ、日々の仕事や生き方にあらわれているからこそ、伝える言葉にも無理がなくなるのです。
・相談されたら、まず相手の話を聞く
「少し相談してもいいですか?」
そう言っていただけたときも、すぐに商品をすすめる必要はありません。
まずは、相手の話を聞いてみてください。
何に困っているのか。
どうなりたいのか。
何を変えたいのか。
話を聞いた結果、自分の商品やサービスが役立つのであれば、そこで提案すればいいのです。
相談されたから売るのではなく、相手の話を聞いた結果として、必要なものがあれば提案するという順番が大切です。
どんなときも、お客様を知ることが、いい提案のスタートになります。
・ツールは人とつながるために使う
最近わたしたちが制作した「カラーコミュニケーションカード」も、自分自身を整えたり、人とつながるきっかけをつくったり、コミュニケーションを深めたりする役割があります。
カードをきっかけに会話が生まれ、自分や相手を知っていく。
わたしは、そこに大きな価値があると考えています。
経営で使うSNSやAI、診断、イベントも同じです。
道具そのものを使うことが目的ではありません。
ツールは「売るための道具」と考えるより、人とのよりいいコミュニケーションをつくるために活用すると、自然と関係が育っていくのです。
便利なツールが増えているからこそ、「誰と、どんな関係をつくりたいのか」という目的を忘れないでください。
・お客様の声が事業を育ててくれる
相談される関係ができると、お客様から教えていただけることも増えていきます。
わたしは講座で質問をいただいたとき、質問した方だけの疑問として終わらせないようにしています。
ひとりが迷っていることは、ほかの方も同じところで迷っている可能性があるからです。
経営でも、お客様から何度も同じ質問をいただくなら、そこには商品や発信をよくするヒントがあります。
目の前のひとりの声を丁寧に聞くことが、商品やサービスを磨き、次のお客様へ届ける価値を育ててくれるのです。
こちらから一方的に伝えるだけでは、気づけないことがあります。
相談してもらえる関係は、お客様だけではなく、経営者にとっても大きな財産になるのです。
・「信頼が先、商品はあと」の順番がカギ
「どうしたら買ってもらえるだろう」
そう考えると、どうしても売ることが先になってしまいます。
そんなときは、順番を少し変えてみてください。
まず、自分自身が商品やサービスの価値を実感する。
目の前の人との関係を大切にする。
相談してもらえる信頼を育てる。
相手の悩みや望んでいる未来を聞く。
そして、自分の商品が役立つときに提案する。
「何を売るか」より先に「どんな関係をつくるか」を考えると、販売はもっと自然で心地いいものになります。
「あなたに相談したい」
「あなたから教えてほしい」
「あなたにお願いしたい」
そんな言葉をいただける関係が積み上がれば、無理に売り込まなくても、必要な方へ商品やサービスを届けやすくなります。
信頼を先に育て、商品は必要なときに届ける。
そんな順番を大切にすることが、お客様にも自分にも無理のない、長く愛される経営につながっていくのです。





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