●うまくいく経営者が持っている「経営のバランス感覚」とは?
- 大沢清文
- 3 日前
- 読了時間: 4分
・裏方の経験から磨かれる
「がんばっているのに、なぜか空回りしている気がする…」
「なかなかチームの足並みが揃わない…」
このようなお悩みを抱えている経営者さんは少なくありません。
じつは、経営のバランス感覚は、「裏方の経験」から育まれることがあります。
もしあなたが組織を持っているなら、安心してビジネスに専念できるのは、裏で支えてくれている人がいるからです。
これまで活躍してきた経営者は、表に出るのが得意なタイプの人が多く
「自分がひとりでがんばってきた」
と思いやすい傾向があります。
でも、表だけの視点で判断していると、どんどんバランスが偏ってしまうのです。
最近は、師匠のカバン持ちとして修行をした人・経営者の秘書をしていた人・右腕として働いていた人など、「もともとは裏方だった」という経営者の活躍が増えてきています。
裏方を経験してきた人たちは、表方も裏方も知っているので、ビジネスのバランスをとることも上手なのです。
・美しい経営を叶えるには、「裏方」が欠かせない
湖で静かにたたずむ美しい白鳥の姿には、目を奪われるものがあります。
でも、外からは優雅に泳いでいるように見えても、水中では足をバタバタ動かしていますよね。
これは経営も同じです。経営者がうまくいっているように見えるときは、裏方の人がしっかり支えてくれています。
会社もお金も、裏方の支えがなければまわりません。
スタッフが経営者の大変さを知らないように、裏方の仕事もスタッフを経験しなければわからないことが多々あります。
表方にも裏方にも、上下関係はありません。
美しい経営を実現するには、経営者からの目線だけでなく、スタッフの目線からも考え、バランスをとることが不可欠です。
実際、わたし自身も外でサポート役をすることがあるので、日々わたしを支えてくれている奥さんやビジネスパートナーのありがたさを感じています。
この視点が、自然と会社に調和をもたらしてくれるのです。
・新しい仕事を生み出すことも経営者の役割!
個人事業主の場合は、自分で表方と裏方を意識することが大切です。
また、チームや組織の場合は、仕事をシェアしてバランスをとることが欠かせません。
もしビジネスの継承をしていきたいなら、経営者が裏方にまわり、次世代の人に表方に立ってもらうと、バトン渡しがうまくいきますよ。
経営者は、まわりの人に稼ぎ方を伝えて、新しい仕事を生み出すことも役割のひとつなのです。
みんなで稼げるようになって、一緒にステージを上げていきませんか?
・人間力が上がれば、会社の質も人生の質も整っていく
人と関わるなかでは、調和をとることが欠かせません。
経営者が裏方への感謝を忘れず、調和をとることができれば、職場の空気もよくなっていきます。
そして、スタッフ一人ひとりの器が大きく育っていき、コミュニケーションも円滑になり、自然と全体で調和がとれていくのです。
その結果、クレームやトラブルも起きにくくなり、働く人がしあわせを感じられるという循環が起こり、会社は大きく発展していくでしょう。
日々の小さな積み重ねが、会社の質も人生の質も高めてくれますよ。
・自然の流れに乗って美しく生きる
ビジネスにおいて、広い視野を持ってバランスをとることは重要です。
たとえば地球は、自ら回転しながら、太陽のまわりを旅しています。だからこそ、四季が生まれ、自然のリズムが生まれるのです。
人の気持ちも、状況も日々変化していきます。
だからこそ、経営者がぶれてしまっては、組織全体が揺らいでしまいます。
そうならないためにも、「年間計画」の長期視点を持ちつつ、状況の変化にも柔軟に対応できる心の余裕を大切にしてください。
自然の流れに逆らわず、むしろその流れに身を委ねながら、美しく生きる。
その生き方が、経営の安定と調和をもたらしてくれます。
・自分を成長させ豊かな世界を実現する
表方の視点も裏方の視点も取り入れ、人としての軸が整うと、自然とビジネスもうまくまわりはじめます。
その結果、理想のお客さまとのご縁が増え、その方々に集中することで無駄がなくなり、自由な時間も増えていくのです。
支えてくれている裏方の人たちへの感謝を持っていれば
「がんばっているのにうまくいかない…」
という感覚もなくなっていくでしょう。
あなたも自分のバランスを整えて、社会に価値を届けながら売上を伸ばす、「美しい経営」を目指しませんか?
人と社会と調和して、自分自身を成長させ、家庭、会社、日本、そして世界全体をより豊かなものにしていきましょう!

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