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●「10年後の生存率10%の壁」を乗り越える、時間管理術!



 ・あなたの会社は、10年後も生き残っていますか?

 

 

 どんなに想いのある経営者でも、‌

「忙しすぎて考える時間がない」

‌「日々の業務に追われて、未来の準備ができない」‌

 という悩みを抱えていては、いつか続けることが難しくなってしまいます。

 


 日本で起業した企業のうち、1年後に残るのはわずか6割、‌10年後まで生き残るのは、たった10%

 残念ながら、90%の企業が途中で息切れしてしまうのが現実です。

 


 これは、経営者の才能の差ではありません。

 じつは、時間を上手に使える経営者ほど、会社は安定し、スタッフも育ち、利益も循環します。

‌ 今回は、10年続く経営者が実践している、時間の管理術を紹介します。

 

 


・安定経営の第一歩は、時間を守るしくみから

 

 


 多くの経営者がつまずく原因は、がむしゃらに働くことです。‌

 仕事に追われ続けている状態では、成長も戦略も生まれません。

 


 わたしが現在も事業を続けられている理由のひとつは、‌時間をしくみ化していることが大きな要因です

 たとえば、現在はほとんどのサービスを「月額制・サブスク型」で提供しています。

 ‌これにより、毎月の収益が安定し、将来の売上もある程度予測できるようになりました。

 


 売上が安定すると、経営者は新しい挑戦や商品開発に時間を使えるようになります。

‌ 結果として、お客さま満足度も上がり、さらにリピートが増える。‌

 この「安定のサイクル」ができると、ビジネスは確実に長く続けられるのです。

 焦って一時的な利益を追うのではなく、‌安定して売上を積み上げるしくみの経営を意識しましょう。

 

 


・「時間・人・お金」が経営を支えている

 

 


 長く続く経営をつくるには、「時間」「人」「お金」の3つの軸が欠かせません。

 


① 時間

日々の業務に追われると、未来を考える時間が削られます。‌

経営者こそ、「考える時間」「しくみを設計する時間」を意識的に確保しましょう。

 


② 人

お客さま・スタッフ・ビジネスパートナー・専門家チームのなかで、関係性を築き「人の循環」ができている経営は、かならず成長します。

 


③ お金

お金は「結果」であり、原因ではありません。

‌時間を投資し、人と協力してしくみを育てることで、売上は自然とついてきます。

まずは「時間」、次に「人」と、順を追って取り組みましょう。

‌すると、お金も自然と循環するようになるのです。

 

 


・3つの「持ち」を手に入れて、経営を整える

 

 


 経営を安定させるうえで欠かせないのが、3つの持ち。

 それは、「時間持ち」「仲間持ち」「お金持ち」です

 


 多くの人は、ゴールを「お金持ち」に設定してしまいます。

 でも、時間を犠牲にして得たお金は、長続きしません。

 まずは「時間を生み出すしくみ」をつくること。

 次に、その時間で「仲間」を育て、信頼関係を築くこと。

 この2つの基盤があってこそ、「お金」は自然に巡り始めます。

 


 経営者が自分の時間を確保できるようになると、経営について考え・整え・他者に任せることができるようになります。

 その結果、経営は軽やかに、そして長く続けることができるのです。

 

 


・「時間持ち」になるための第一歩は、引き算の発想

 

 


 経営を安定させるために最初に必要なのは、‌「やることを増やす」のではなく、「やらないことを決める」こと

 たとえば、開業当初はできるだけ多くのお客さまに来ていただくことが必要ですが、‌安定経営を目指すなら「来てほしい人」と「来てほしくない人」を明確にすることが大切です。

 


 これは、経営者自身の時間を守るための、経営的判断です。‌自分が本当に価値を届けたいお客さまに集中できる環境を整えることが、‌結果としてリピート率・満足度を上げる近道になります。



 また、経営者は、「全部の業務をやる人」ではありません。

 ‌事務作業・経理・デザイン・広報など、専門家に任せられる部分は外注しましょう。

‌ わたし自身も、在宅秘書やパートナーの力を借りることで、‌企画や戦略といった未来をつくる時間を確保しています。

「時間をお金で買う」という発想を持つと、経営のリズムが大きく整っていきます。

 

 


・自分の時間給を決めて、判断の基準を持つ

 

 


 もうひとつ、経営者におすすめしたいのが「時間給の見える化」です。

 たとえば、月商100万円を目指しているなら、‌1日8時間・月20日稼働として計算すると、1時間あたりの価値は約6000円。

「この仕事は自分でやるべきか」

「外注したほうが効率的か」

を判断する際、‌この時間給が基準になります。

 時間の価値を数値化すると、感覚的な迷いが減ります。‌

 そして、不要な作業を手放すことで、経営者本来の仕事、‌未来を描き、しくみをつくり、人を育てる時間が生まれるのです

 

 


・10年続く経営は、「時間の使い方」から始まる

 

 


 経営を長く続ける人に共通しているのは、‌がんばるよりも、しくみを整えることに力を注いでいる点です。

 10年続く経営のカギは、目の前の努力ではなく、時間の使い方にあります。

 


 時間を整えると、人が育ち、チームが動き、お金が自然に巡り始めます。

 経営者が「考える時間・任せる時間・休む時間」を持てるようになったとき、ビジネスは安定し、進化するのです。

 経営者の時間を上手につくり、「10年後生存率10%の壁」を突破しましょう。



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