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執筆者の写真大沢清文

予定は「年間計画」で立てましょう

・「優先したいことは何か?」から考えましょう

 

 

 あなたは、望む未来を実現するために予定を立てていますか?

 もし、立てているとしたら、それは実現可能な立て方でしょうか?

 


 ビジネスを長く安定して展開していくためには、長期的にお客さまとお付き合いができるようなしくみが必要です

 


 そして、そのためには「年間スケジュール」が重要です。

 前回のコラムでもお伝えした、スティーブン・R・コヴィーの重要事項を優先するという考え方をもとに考えてみましょう。

 


 わたしの場合、優先したいことは大きく3つあります。

1 自分のやりたいこと

2 本命商品

3 会員制ビジネス(サブスク)

 


 ですから、この3つを優先してスケジュールに入れていくのです。

 


 1の自分のやりたいことを決めたあとは、本命商品の予定を立てていきます。

 経営者の場合、商品単価が数百万円になるものもあるため、本命商品に関わるスケジュールは、最初につくっておくことが大切です。

 


 そのあとに、単価1万円〜2万円の講座の予定や説明会などの予定を入れていきましょう。

 そのときに、逆算して入れることもポイントです。

 本命商品より先に、時系列順だからといって、単価の低いもの、説明会などの予定を入れないように注意してください。

 

 

・目標に必要な土台をつくりましょう

 

 


 たとえば、年商1億円を達成するには、まず、年商1000万円の土台をつくることから始める必要があります。

 


 次にご紹介するのは、多くの人が陥りがちなNG例です。

 常に集客に追われている人は、次のようなスケジュールを立ててしまう傾向があります。

 


【月商80万円×12ヵ月=960万円】

 


 でも、これでは忙しさから解放されず、いつまでたっても毎月新規を探し続けなければいけません。

 わたし自身も、このように働いていたときは、常に「時間がない!」と感じていました。

 そうならないようにするには、1年の年商で考えることが大切です。

 


 わたしの場合、年に2回、本命商品で3ヵ月間300万円の売上をつくっています。

 そして、このお客さまのなかから、コミュニティ会員の人を増やしていくのです。

 コミュニティの会員制ビジネスは、わたしにとって、経営を安定させるために必要な「サブスク」のようなものです

 

 

 たとえば、毎月1万円の会費でも、30人いれば毎月30万円の収入が見込めます。

・商品:3ヵ月で300万円×2回=600万円

・会員制ビジネス(サブスク):月1万円×12ヵ月=360万円

・合計960万円達成

 


 このようにすると、忙しい月とそうではない月でメリハリがつきますよね。

 


 ポイントとしては、「1000万円を超えるモデルであること」が大切です。

 もし、1000万円を超えていなければ、会員が集まっているかどうか、本命商品が売れているかどうか、原因となるとことを一つひとつ見直してみてください。

 


 最初に、1000万円を達成できる事業をつくってから、組織マネジメント、右腕の育成に力を入れることで、1000万円から3000万円・5000万円・1億円と年商を上げていくことが堅実です。

 

 

・目標達成には未来を見ることが不可欠!

 

 

「近くを見るから船酔いする。100キロ先を見ていれば、景色は絶対にぶれない」

 という、孫正義さんの言葉をご存じでしょうか?

 


 目の前のことだけでは、経営もぶれてしまいます。

 まずは1年先のことも考えて、スケジュールに具体的に落とし込んでみてください

 1年単位で考えるクセをつけていくことで、きっと、自分のやるべきことが明確になっていきますよ。

 


 経営者は、何よりも時間とお金が自由になる職業です。

 自分のやりたいことをしながら社会貢献をして、しっかりお金も稼いでいきましょう。

 


・自分の目標達成のパターンを把握しましょう

 

 

 自分の立てた予定や望みを達成するために、大きく分けて2つの目標達成の思考パターンがあります。

 


①目標に向かって大まかに考える、状況対応型

 これは、目標を決めたら「とりあえず動きたい」という、Being型です。

「こんなふうになりたい…」という、ふわっとした目標を目指すサーファータイプなので、進めながら考えていくほうが合っています。

 


②目標に対して細かく考える、目標指向型

 どうなりたいか、ToDo、PDCAが得意なので、先に目標に合わせて、どうしたいのか細かく計画をしたほうが合っているでしょう。

「目標をしっかり達成したい!」という山登りタイプです。

 

 

 経営者が年間計画を立てる際は、自分のタイプを把握して、ざっくり決めるか・細かく考えるかも変えてみてください。

 


 このタイプの違いを知っていると、マネジメントにもとても役立ちますよ。

 ビジネスの場合は、基本的に目標指向型と状況対応型のタイプで組んだほうが、お互いに補い合えるので、バランスがとれてうまくいくでしょう。

 


 着実に目標を達成していくために、自分のタイプを把握して、人生において優先したい重要なことを軸に予定を立てていきましょう

 年間で計画を立てていくことで、安定したビジネス経営ができるようになっていきますよ。





 

 

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