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●1億円を超える経営者は「顧客」からビジネスをつくる


 

 

・次のステージに進みたい経営者が描く未来

 

 

「これまで築いてきたものを土台に、もう一段階、世界を広げていきたい」

「もっと自由度の高い経営をしたい」

「自分の時間やエネルギーを、より意味のあることに使いたい」

 経営が順調に回り出すと、こうした前向きな想いが生まれるようになるものです。

 


 ただ、このタイミングで「何に目を向けるか」によって、その後の経営の伸び方は大きく変わります。

 


 次のステージへ進む経営者は、商品ではなく顧客に意識を向けています

 


 一方で、成長が止まりやすい経営者ほど、

「次は何を売ろうか」

「どんな商品をつくろうか」

 という発想から抜け出せません。

 


 あなたがいま見ているのは、商品ですか? 顧客ですか?

 


 このコラムでは、年商1億円規模を目指す、あるいはその先を見据える経営者に向けて、商品づくりの前に立ち返ってほしい経営の本質を整理してお伝えします。

 


 

・ビジネスの本質は商品ではなく顧客にある

 

 

 どれだけ素晴らしい商品でも、顧客がいなければビジネスにはなりません。

 完成度が高くても、想いが込められていても、買ってくれる人がいなければ、それは商売ではなく趣味です。

 


 商品は資産ではありません

 顧客こそが資産です

 


 商品は、顧客がいるからこそ価値を持ちます。

 そして、顧客がいるから改良も改善も起こり、事業が育っていきます。


 

 たったひとりでも、「それ、おもしろそうですね」「助かります」と言ってくれる人がいる、その存在こそが、経営のスタート地点です。


 

 わたし自身も、かつては「いいものをつくれば自然と売れる」と考えていた時期がありました。

 しかし現実は、そう単純ではありません。

 

 顧客がいないまま商品をつくると、どうしても自分目線になり、知らないうちにニーズとのズレが生まれてしまいます。

 


 反対に、伸び続ける経営は、商品ではなく顧客を起点にして設計されているのです。

 


 

・商品は言いたいことではなく役に立つことで育つ

 

 

 経営が軌道に乗ってくると、

「自分が本当に伝えたいことを形にしたくなる」

 ということもあるでしょう。



 それは、経験も実績も積み重なり、

「これは伝える価値がある」

 と感じることが増えるからです。

 


 ただ、ここで一度立ち止まって考えてほしい問いがあります。

 


 その商品は、誰の役に立つのでしょうか?

 


 伸びていく商品には、共通点があります。

 それは、人に紹介したくなるかどうかです。

 


「あの人に教えてあげたい」

「これ、きっと役に立つと思うよ」

 そんな言葉が自然に出てくる商品は、売り込まなくても広がっていきます。

 


 自分が言いたいことではなく、相手が必要としていること。

 自分の想いではなく、相手の悩みを軽くする商品。

 この視点で設計された商品が、顧客との関係性を深め、結果として事業の土台を強くしてくれるのです。

 


 どんなにステージが上がったとしても、常に商品はお客様目線で設計しましょう。

 


 

・顧客起点で考えると経営者の悩みは三つに集約される

 

 

 経営を顧客起点で捉えるようになると、判断基準は驚くほどシンプルになります。

 何を売るかではなく、誰の役に立つか。

 何を増やすかではなく、誰に届け続けるか。

 この視点で整理すると、経営者の悩みは大きく3つに集約されます

 


1 顧客をどう育てていくか

2 顧客を支える人を、どう採用し育てるか

3 顧客と人が増えても無理なく回る事業を、どう設計するか

 


 新規顧客を追い続ける経営は、どこかで限界がきます。

 だからこそ、信頼関係のある顧客を育てることが、安定した経営の土台になるのです。

 


 そして、顧客が増えれば、かならず人の問題が浮かび上がります。

 ひとりで抱え込んでいては、顧客も事業も育ちません。

 


 そして最後に、顧客と人の存在を前提に、事業全体をどう設計するかが重要です。

 この設計がないままでは、経営者の負担だけが増えていくでしょう。

 


 この3つは別々の悩みではありません。

「顧客」を軸に考えて設計を整えていく苦ことで、解消していくことができるのです。

 


 

・顧客を軸にすると経営判断は迷わなくなる

 

 

 顧客を軸に経営を見るようになると、日々の判断が変わってきます。

 


 新しい商品をつくるときも、サービスを見直すときも、「それは誰の役に立つのか」という問いが先に立つようになります。


 

 つまり、目の前の顧客の方を基準にすると、流行や周囲の声に振り回されなくなるのです

 


 流行っているからやる、まわりがやっているから取り入れる、そうした判断が自然と減っていきます。

 


 顧客が喜ぶかどうか。

 顧客の悩みが軽くなるかどうか。

 


 この基準で考えると、経営の選択は整理され、迷いが少なくなっていきます。

 結果として、売上は安定し、無理のない成長につながっていくのです。

 


 

・顧客から始める経営が次の未来をつくる

 

 

 経営をさらに伸ばしたいと感じたときほど、新しいことを足す前に原点に戻ることが大切です。

 


 何を売るかよりも、誰に届けるか。

 何を語るかよりも、誰の役に立つか。

 顧客を起点に考えることで、経営は驚くほどシンプルになります

 


 これからも顧客を大切にし、人に喜ばれる循環をつくりながら、あなたらしい経営のステージを広げていきましょう。




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