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●お互いに学び、成長し合えるコミュニティをつくりましょう



・そもそもコミュニティとは…?



 あなたは、もうすでにコミュニティを運営されているでしょうか?

 それとも、これからコミュニティづくりをしようと考えているところでしょうか?



 さまざまな方がいると思いますが、すでに何らかのコミュニティに属している人は多いでしょう。



「コミュニティ」にはいろいろな形がありますよね。

 おもに、地域社会や共同体のことを指す言葉ですが、IT用語では…

「共通する興味を持つ者同士が、さまざまな意見交換を行うオンライン上の場所、またはインターネット集会」

 …という意味合いもあります。


「コミュニティ」と「会社」は、ときに混同されがちですが、両者には、大きな違いがあります

 今回は、その違いをお話ししていきましょう。



・会社とコミュニティでは、ゴールもお金の流れも違う



「コミュニティ」と「会社」で大きく違うのは、目指すゴールです。

 

会社のゴールとは、利益を生み出すこと。そのため、

1 給与をもらって働く

2 成果を求められる

3 上司、部下の上下関係がある

4 評価基準がある

5 四半期ごとの目標が明確

 …という特徴があります。



 でも、コミュニティは、参加者ごとにゴールが違います。

1 会費を払って参加する

2 得たい成果は個人によりそれぞれ

3 仲間として一緒に成長する

4 自己評価

5 スモールゴールを各自で設定

 …というしくみになっているのです。



 このように比較してみると、お金の流れや成果、人との関係性、評価の仕方、目標がまったく違うのが一目瞭然ですね



 もし、あなたが会社を大きくしようと思えば、人を募集して、給与を支払う必要があります。一方、コミュニティは、会費を支払ってもらって参加してもらうスタイルです。

 だからこそ、ミッション、ビジョンを明確に打ち出し、共感してくれる人を集めることが大切なのです。



 まず、このように、お金の流れが大きく違うことを理解しておきましょう。



・オンライン会員制ビジネスのメリットを知ろう



 オンライン会員制ビジネスは、「オンライン講座」+「コミュニティ」で構成されています。

 コミュニティをつくるために、参加者・主催者それぞれのメリットの違いも知っておきましょう。



《参加者のメリット》

1 自分が知りたい情報を収集、共有できる場を得られる

2 さまざまな経験、異分野の人と交流できるので、知識が広がる

3 人脈が増える

4 自分の知識、経験を提供すればするほど、承認欲求が満たされる

5 家庭、会社以外の第3の場所になる

6 自分の立ち位置がわかり、自己発見の場になる



《主催者のメリット》

1 発信する人のもとには情報が集まるため、最新情報を得続けられる

2 失敗事例、成功事例が集まってくるため説得力が増す

3 長期計画を立てられるので、質の高い教育を提供できる

4 ユーザーの生の声を収集できる

5 ミッションに共感してくれる人脈が増える

6 コミュニティ主催者という新しいポジションを確保できる



 このように、オンライン講座で学ぶだけでは得られないメリットが豊富にあるのも、「コミュニティ」の特徴です



・ビジョン型コミュニティのモデルは、幕末の「吉田松陰の松下村塾」!

 


 これからの時代は、ビジョン型コミュニティが求められていきます。

 でも、このビジョン型コミュニティは、新しいものではありません。

 ビジョン型コミュニティモデルの最たるものが、あの有名な吉田松陰の「松下村塾」です。



 松下村塾には、学び合い、お互いを高め合うための、3つの方針がありました。



①対話形式で育てる

 一方的に教え込むことをせず、

「これについては、どう考えますか?」

という質問を多用し、対話によって、自発的に考えることをサポートしました。


②問題を「自分事」として考える

「あなたなら、いったいどうしますか?」

と自分の頭で考え、行動することを促しました。


③仲間の力「すべての人が先生」

 松陰が松下村塾で教えたのは、わずか3年間。

 それにも関わらず、内閣総理大臣2名、国務大臣7名、大学の創業者2名を輩出しました。



 この3つの方針を打ち出すことで、次のような「場」がつくられるのです。



1 一人ひとりを参加者ではなく、友人として扱う

2 お互いの目標について、同じ目線で真剣に語り合う

3 「共に勉強し、成長しましょう」という姿勢で一緒に学び、遊ぶ

4 「すべての問題の根本は、自分のなかにある」ことを気づかせる

5 「自分が実現したいこと」について何度も考え尽くす

6 実行する。やればわかる、やらないで悩むな



 このように、お互いに学び、成長し合えるコミュニティを目指していきませんか?



・共に学び、共に成長する関係性をつくろう



 講座を開講するとき、はじめは先生のポジションをとり、カリスマ性を発揮して教えることは大切です。

 ですが、講座受講後にコミュニティに入ってもらったあとは、意識的に「先生と生徒」という関係性を変えていきましょう。



 コミュニティ全体で成長するために、自分の専門分野を教えるだけでなく、同じ分野の著者や大学の先生をゲストに迎えたり、ちょっと先を進む先輩が後輩に教えたり、まったく違う分野の勉強を一緒に学ぶのもいいですね。

 また、合宿や遠足やアワードなどのイベントを共につくりあげ、仲間として一緒に成長していけるしくみを取り入れていくこともおすすめです。



 このように、コミュニティの性質を理解することで、関係性が長続きし、誰もが発展していく「場」をつくることができます

 ぜひ、コミュニティの特徴を活かして、人間関係を育み、人生を豊かにしていきましょう。





 

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