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●自分だけのポジションを見つけましょう!

・オンリーワンのポジションを獲得しよう

 

 

「新しいことには二の足を踏んでしまう…」

「人気のサービスを取り入れたい」

 という人は、もしかしたらポジションを獲得するチャンスを逃しているかもしれません。

 


 よく、「ビジネスはポジショニングが大切」と耳にすることがあります。

 ポジショニングとは、提供する商品やサービスが、ターゲットとするお客様のなかで独自の地位を築くことです。

 ビジネスでは、ポジションを獲得し、競合他社と差別化することが欠かせません。

 

 

ビジネスでは、最初にポジションをとることが重要なのです

 

 

 たとえばわたしの場合、佐賀県で当時は男性が誰もやっていなかったエステを始めたことで、「珍しい男性エステティシャン」というオンリーワンのポジションを得ることができました。

 


 誰もやっていないことだったので、当然反対も多く、「絶対にムリ」と言われたこともあります。

 でも、誰もやっていないことが、うまくいくサインである可能性も大いにあるのです。

 

 

・誰も手をつけていないところでニーズを探す

 

 

『アフリカと靴』というお話をご存じでしょうか?

 AさんとBさん、ふたりの営業マンがアフリカで靴を売ることになり、現地に調査に行きました。

 Aさんの報告は、

「アフリカでは、靴を履いている人がいないから売れるはずがありません」

 という内容でした。

 


 一方、Bさんは、

「絶対に売れます! 誰も靴を履いていないので、たくさんの人が買ってくれるはずです」

 という報告でした。

 やがて、Bさんは社長になったそうです。

 

 

 このお話からは、次の2つのことがわかります。

・ほとんどのビジネスは、みんながやっていることをやるからうまくいかない

・うまくいっている人は、誰も手をつけていない、ニーズがあることをやっている

 …ということです。

 

 

 ビジネスで成功するには、これまで誰もやっていないことで、なおかつニーズのあることを考える必要があるのです

 

 

・強豪と戦っていませんか?

 

 

 ポジショニングを説明するために、わかりやすいエピソードをご紹介しましょう。

 じつは、わたしは中学生の頃、ハンドボールの国体選手でした。

「国体選手」と聞くと、すごいと思われるかもしれませんが、これにはオチがあります。

 

 

 当時、佐賀県にはハンドボールチームが4つしかありませんでした。

 そのため、福岡県の3軍と練習試合で負けてしまうくらいの弱小チームでも、国体選手になれたのです。

 わたしは最初、野球に励んでいたのですが、野球の強い学校が多い中でいくらがんばって練習しても、県内ベスト8止まりでした。

 そんななか、たまたまある先生にハンドボール部に誘われたのです。

 


「どうしてハンドボール部なのですか?」

 と先生に聞いてみたところ、

「佐賀県ではハンドボールをやっている学校が少ないから、2回勝てば優勝して、全国大会に行けるからだ」

 と言われました。

 

 

 そして、ハンドボール部で練習し、試合に出てみると、なんと優勝!

そのチームのまま、高校でハンドボール部がつくられたのです。

 

 

 この経験からわかったことは、

「競合が多いところ、競争が激しいところでやっても勝てない」

 ということです。

 競争相手のいないところで目立つこと、競争がないところでポジションをとることが大切なのだと、知ることができました。

 

 

・競争しないポジションを見つけましょう

 

 

 もうひとつ、身近な例でポジションの大切さをご紹介しましょう。

 わたしは高校時代、工業高校に通う男の友人から

「女の子を紹介してほしい」

 と言われたことがありました。

 その友人はとてもカッコよかったので、モテないことが不思議でした。

 でも、

「校内に女性がいない」

 と嘆いていたのです。

 

 

 どんなにカッコいい人でも、工業高校(男子校)でライバルばかりのところでは、モテることもできません。

 ポジションは、それくらい重要なのです。

 

 

 わたしはこういった経験から、競争がないところでポジションをとるために、あえて男性社会ではなく、女性社会でビジネスを行うことにしました。

 おかげで、当時、女性ばかりのメイクやエステ業界では珍しい、男性という自分のポジションを獲得することができたのです

 こうしていまの自分があるのも、中学や高校のときの経験があったおかげだと思います。

 

 

・狙い目は「みんなと違うこと」

 

 

 もともと、わたしはみんなと同じことをするのがイヤな性格でした。

だから、マイナーなハンドボール部に入り、国体選手になることができたのかもしれません。

 


 また、

「みんなが就職するなら、わたしは就職しないで進学する」

 と、みんなと違う道を選ぼうとしてきたので、いま振り返ると少し変わった子どもだったと思います。

 でも、そのようにやってきたからこそ、いま独自のポジションを見つけられたのです。

 いまとなっては、この考え方がビジネスでもとても役に立っています。

 

 

 わたしの場合は、カラーセラピーやエステなど、当時の日本ではビジネスにしている男性がいないことに取り組んでいきました。

 いまでは当たり前のように使用されているZOOMも、まだ誰も取り入れていなかった頃から積極的に取り入れてきたことで、オンライン化に成功しました。

 

 

 どちらも最初は反対されることもありましたが、いまではわたし独自のポジションの獲得につながっているのです。

 競争相手のいないポジションをとることで、ビジネスはぐっと成功しやすくなります

 

 

 あなたも、自分だけのポジションを見つけてみませんか?




 

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