・「継続型」のビジネスモデルは女性に向いている
あなたは、ビジネスで、一度に大きな売上をあげて成功したいですか?
それとも、気の合うお客さまと長く安定的な関係性を築いて成功したいでしょうか?
わたしが常に提案しているのは、後者の、長く安定した関係性を築いて成功することです。
よく耳にする
「お客さまがなかなか集まりません」
という集客の問題も、この継続的な関係性を築けるようになれば、自然と解決していくでしょう。
とくに女性は、人を育てたり、コミュニティのなかで人と上手につながったりすることがもともと得意な傾向があります。
ですから、継続型のビジネスモデルは、女性に最適なのです。
・「狩猟型ビジネス」と「農耕型のビジネス」とは?
あなたは、「狩猟型ビジネス」と「農耕型ビジネス」という言葉を聞いたことはありますか?
わたしたちの遠い祖先、とくに男性は、もともと狩りをして家族を養っていたといわれています。
ところが、いつも獲物を得られるとは限らないので、狩猟生活で安定的に食物を得ることはとても困難でした。
そこで、わたしたちの先祖は、畑を耕し、稲や小麦を植え、自分の手で食物を育てはじめたのです。
これが人間の、「狩猟」時代から「農耕」時代への変革です。
農耕が始まったことで、狩猟で獲物を獲得できなくても、食物を確保できるようになります。
その結果、人は村をつくり、家を建て、安定した生活ができるように変革されていきました。
この歴史からみても、人は、安定した生活を手に入れることで、和が生まれ、発展していくことがわかりますね。
大昔から、男性の多くは「狩猟型」。
一方、女性の多くは「農耕型」で、作物などを育ててきました。
これは、現代のビジネスの適性にも通じています。
男性は「狩猟型ビジネス」、女性は「農耕型ビジネス」のほうが向いている傾向が高いのです。
・時間がかかっても、結果的に得るものが大きいのが「農耕型」
1回獲物を捕らえるだけでいい狩猟に比べると、作物を育てる農耕は時間も手間もかかるものです。
一見、面倒に感じる人もいるでしょう。
ですから、昭和のような男性的な社会では、「狩猟型」がメインになっていました。
でも、じつは農耕には、その手間を上回るメリットがあるのです。
たとえば、安定的に食物を確保できるのは、農耕の大きなメリットです。
定期的に必要な仕事も増え、安定的に確保できるようになるまでには時間がかかるかもしれませんが、一度コツを掴めたら、1年、3年、10年…と長く継続的に収穫することが見込めるでしょう。
しかも、多くの人と協力して範囲を広げていけば、自分だけでなく、家族、仲間と多くの人が豊かになるのです。
これは、ビジネスでも同じことが言えます。
定期収入を得るためには、最初は、時間と労力が必要になるでしょう。収益もなかなかあがらないかもしれません。
しかし、いざ形が決まると、安定的に収益入り、売上もあげ続けることができるようになるのです。
・無理をして、合わない狩猟型を続けていませんか?
いまのあなたは、「狩猟型ビジネス」と「農耕型ビジネス」、どちらのビジネススタイルでしょうか?
女性は基本的に農耕型のビジネスに向いているのですが、いままでの男性社会に合わせようとして、無理に狩猟型になろうと無理をしている人も大勢います。
よく言われている「狩猟型ビジネス」は、大きなプロジェクトを打ち立て、多くの人を呼び込み、1回で大きな収益を狙う方法です。
多くの場合、その後のフォローなどはなく、リピートなども見込めません。
このような働き方を女性が目指そうとすると、身も心も疲弊していってしまうでしょう。
一方、「農耕型のビジネス」の場合は、長い年月をかけて1回の収益を上げていきます。
また、その後のフォローもしっかりすることで、リピート・継続が起こり、結果的に長く収益を上げ続けることができるのです。
女性の場合、一人ひとりと丁寧に向き合って人間関係を築き、その人に必要なフォローをすることに長けています。
狩猟型でうまくいかない人は、強みを活かせる農耕型に変えるだけで、うまくいくようになるかもしれませんよ。
しかも、ビジネスの基本は「継続的に収益をあげ続けること」ですから、本来は「農耕型のビジネス」のほうが理想的なのです。
・まずは心地のよい居場所づくりから始めましょう
もし、あなたがいつもお客様と短期でしかお付き合いができていないのであれば、それはビジネスモデルがずれているからかもしれません。
女性が「農耕型のビジネス」を取り入れるのであれば、まず、心地のよい居場所づくりから始めましょう。
オンラインでもリアルでも、関係性を築くためには、自由に、楽しくおしゃべりできる場が不可欠です。
そういった場をつくることで、自分自身も安心でき、心にゆとりができることで、お客様にさらにいいサービスを提供できるようになっていきますよ。
いま、自分に合ったビジネスモデルになっているか、ぜひ一度、振り返ってみましょう。
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