・働き方によって、なかなか超えられない「壁」がある
働き方には4つのタイプがあります。
それは以前のコラム「●オンラインビジネスで利益を3倍にしましょう」でご紹介した、
「雇用タイプ」「専門家・職人タイプ」「起業家タイプ」「経営者タイプ」
の4つです。
じつは、4つのタイプごとに、直面しやすい「壁」にも特徴があります。
この壁を乗り越えるために、まずは、タイプ別の「壁」についてお話ししていきましょう。
①安心安全、安定を求める「雇用タイプ」は、起業が難しい
「雇用タイプ」の人の壁は、「なかなか起業できない」というものです。
このタイプの人たちは、安心安全で安定しているところに落ち着く傾向があるため、起業を考えると、リスクがともなうので難しくなりがちです。
②顧客をつくる意識が低い「専門家・職人タイプ」は、セールスが壁になる
「専門家・職人タイプ」の人の「壁」は、顧客をつくる意識があまりないこと。
このタイプには、雇用されている場合とそうでない場合がありますが、起業したあとで「セールス」に悩んでいる人も多いでしょう。
自分で顧客をつくれる人はセールスができますが、顧客をつくる意識が低い人はセールスできないため、年商300万円の壁を超えられない傾向があります。
③人に頼むことが不得意で、高額商品は売れないという思い込みがある「起業家タイプ」
「起業家タイプ」の人は、集客が目的になってしまっているケースを多々見かけます。
人を集めようとするあまり、無料のものや低単価のメニューになり、高額のものは売りにくい、という思い込みが壁になってしまうでしょう。
そして、もうひとつは、すべて自分で行ってしまうため、人に頼むことができないという壁もあります。
とても忙しい状態になって、売上に限界がきてしまい、なかなか1000万円を超えられないでしょう。
④「経営者タイプ」は、人にセールスを教えられなければ現場から抜け出せない
「経営者タイプ」の壁は、人にセールスを教えられないということです。
他者に技術は教えることができても、セールスを教えられない限り、現場から抜け出せません。
売上1000万円以上に伸ばすためには、人に教え、ビジネスを拡大していくことが不可欠です。
・各タイプの「壁」の乗り越え方を知ることで、ステージを上げられる
次のレベルに上がっていくためには、それぞれの持つ「壁」を乗り越えていく必要があります。
では、実際にはどういったところに注力するのがいいのでしょうか?
今回は、「専門家・職人タイプ」の人が陥ってしまう、セールスができない人のポイントをお話ししましょう。
セールスを教えられない「経営者タイプ」の人も、「専門家・職人タイプ」のつまずくポイントを押さえることで、うまくいきやすくなりますよ。
・うまくいかない人は、いろいろなものに着手してしまう
「専門家・職人タイプ」の人は、年収300万円あたりで一度壁にぶつかることが多いでしょう。
そして、その多くは、いろいろな資格をとり、ごちゃ混ぜにして売っていることが要因です。
ある程度やってみて、うまくいかなかったら次のものに手を出す、ということを繰り返してはいませんか?
このような場合、お客様からは「何をしてくれる人なのかわからない」と思われてしまいます。
一方、うまくいっている人たちは、「専門家」や「職人」として、ひとつのことを追求し、サービスも研ぎ澄まされています。
そのため、サービスの魅力が伝わりやすく、お客さまにも好まれるのです。
たとえば、化粧品を売るときも、すべての商品を売るのではなく、最初はクレンジングだけに絞って売り、次に化粧水…というように、ひとつずつ売れるようにしていくといいでしょう。
最終的に化粧品全体を扱う、というにする流れをつくることが大切です。
そのほかにも、フェイシャルの専門家としてフェイシャルが売れるようになったら、ボディを扱い、軌道に乗ったら脱毛を始める…というように、ひとつのことが専門で売れるようになってから次のサービスを考えることがおすすめです。
つい、いろいろな商品を扱いたくなるものですが、売りやすくすることを念頭に動いていきましょう。
・売れる秘訣は、誰に何を売るか決めること
売りやすくするコツは、
「ワンターゲット・ワンメッセージ・ワンゴール」
にすることです。
オンライン上なら、
①何を売るのか
②誰に売るのか
対象をしぼって紹介し、
③「ここをクリックしてください」
というゴールを用意します。
この流れがシンプルなほどわかりやすくなり、商品も売れやすいでしょう。
オリジナルで、いろいろなことをごちゃ混ぜにしていては、いつまでたっても、300万円を超えられません。
相手が求めているものと、自分が売りやすいものを吟味して、内容を削ぎ落としていきましょう。
シンプルにしていくことで、単価の高い商品やサービスが売れるようになっていきますよ。
・経営者は、セールスを教えて営業マンを育てましょう
セールスの基本を知らない人たちにこの売れる秘訣を伝えられるようになると、経営者タイプの人の売上は、1000万円を超えていくでしょう。
そして、現場から離れることもできるようになります。
よく「社長でありながら営業マン」という言葉を耳にしますが、セールスを教えられない限りは、現場から抜け出すことは難しいでしょう。
ぜひ、それぞれの壁を乗り越えて、一緒に上のステージに上がっていきませんか?
ステージが変わると、自由な時間もお金も増えていき、人生も豊かになっていきますよ。
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