・「誰かのため」という思いが、稼ぐ原動力になる
あなたの稼ぐ力を生み出す原動力は何でしょうか?
人にはいろいろな生き方がありますが、シングルマザーでがんばっている女性は総じてお金を稼ぐ力を持っていると言われています。
それは、
「子どものために、何としてでも稼がないといけない」
という強い思いがあるから。
誰かのためにお金を稼ぎたいと思う気持ちが、稼ぐ力を生み出すのです。
一方で、共働き家庭の場合、夫が稼いでくれるので、
「自分が大きく稼ごうという」
という気が起こらない女性が多い傾向にあります。
つまり、
「誰かのためにお金を稼ぎたい」
という気持ちを持っている人のほうが、お金を稼ぐ力を持っているものなのです。
・あなたの稼いだお金は、誰のために使いますか?
「あのブランドのバッグがほしい」
「海外旅行に行きたい」
こうした自分の楽しみも、お金を稼ぐモチベーションになります。
でも、
「子どもがもうすぐ受験だから」
「今年大学に進学するから」
「来年留学する予定だから」
というように、とにかくいま稼がなくてはいけない状況になると、人はいままで以上のパワーを発揮できるものです。
たとえば、わたし自身も、子どもたちの「大学に行く」「留学する」という2つのイベントが重なったときに、稼ぐモードに一気にスイッチが入った記憶があります。
これが「自分が旅行に行く」という理由だけであれば、何がなんでもという気持ちでがんばることはできなかったでしょう。
このように、「〇〇のために」という対象者がいると、稼ごうと思う力が強くなります。そして、その対象者が多ければ多いほど、人は稼げるようになるのです。
実際、稼ぐ力が大きい人ほど「〇〇のために」という対象が大きく、広い傾向があります。
家族だけにとどめず、会社、業界、日本、世界…と対象を広げていくことで、どんどん稼ぐモチベーションも上がっていくでしょう。
・人生設計をするときは、まず「社会」に目を向ける
人生設計をするときには、基本的に10年の長期スパンで考えましょう。
「10年かけて稼いでいこう」
と考えれば、自然と視野も広がるもの。
「〇〇のために」というスケールも、より大きくして考えやすくなるでしょう。
また、人生設計を考えるときは、対象とするものに優先順位をつけておくことも大切です。
大事なものから、
①社会と自分の業界
②自分の家族
③自分
という順序で考えていくといいでしょう。
まず、社会全体と自分の業界が、いまよりよくなるためには何が必要なのかを考えてみてください。
その次に、「自分の家族」のために必要なこと、最後に「自分」という順番です。
ここでいう「自分」とは、自分の持っている「欲」のことです。
たとえば、海外旅行に行きたいといった「欲」は、自分の人生を豊かにするために大切なもの。でも、
「自分だけがよくなればいい」
という視野の狭いものでは、原動力は小さくなってしまいます。また、なかなかがんばる気持ちを継続できません。
でも、「社会」のため、「人」のためなど、自分の欲以外のものに意識が向くと、馬力がかかり、思わぬ力も出せるようになるもの。
結果的に、稼ぐ力もどんどん大きくなっていくでしょう。
・「誰かのために稼ぐ」と決めると、お金の縁も人の縁も変わっていく
これは、わたし自身の経験にもピッタリ当てはまります。
以前、借金まみれだった頃は、
「お金がほしい」
と、自分のことばかりを考えていました。
当然のことながら、そのときはまったく稼げず、うまくいきませんでした。
それが、お金を稼ぐ目的が、パートナー、子ども、会社、業界というように、外に向くようになるにつれて、いろいろなことが循環するようになっていき、よくなっていったのです。
あなたも、もし自分に意識が向いてしまって、うまくいっていないのであれば、
「業界全体がよくなるためにお金を稼ごう」
「誰かのためにお金を稼ごう」
というように意識を変えてみてください。
お金の縁だけではなく、人との縁もどんどんよくなっていきますよ。
・「お金」と「人」といい縁を結んで、稼ぐ力をつける
お金と人はつながっています。
とくに女性は、「稼げる」だけではしあわせを感じることはできません。
女性のしあわせには、家庭も仕事もうまくいき、まわりの人ともいい関係が築けていることが大切なのです。
もしもあなたが
「自由に豊かな人生を送りたい!」
と思ったなら、
「まわりに感謝しながら、置かれている環境をもっとよくするためにはどうしたらいいか?」
ということを考えてみてください。
自分のためではなく、「誰かのために」という思いで力を発揮していると、気づけばいつの間にか大きく稼ぐことができ、人間関係にも恵まれるようになっているはずですよ。
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