・時代の流れを把握しましょう
「どんどん集客が難しくなってきた」
「以前と同じようにしていても、商品が売れない」
このように、頭を悩ませている経営者は大勢います。
人が集まらないことや商品が売れない原因は、あなたの「売り方」かもしれません。
時代の移り変わりに合わせて、商品の売り方を変えられていますか?
今回は、現代の時代の流れと売り方のポイントについてお伝えしましょう。
・売り方は「混ぜるな危険!」
あなたのビジネスモデルは、「1対1」と「1対多数」のどちらでしょうか?
ビジネスには「1対1」と「1対多数」のモデルがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
今回はオンラインでのそれぞれの売り方のメリット・デメリットを見ていきましょう。
《1対1の場合》
・メリット
◎個別で対応できる
◎すぐにお金が入る
◎お客さまの都合に合わせる集客なので満足感が高い
・デメリット
×労働集約型(人間の労働力への依存度が高く、お金や機械・設備よりも人間の手による仕事量の負担が多い)
【顧客との関係を深く築ける職業】
セラピスト・カウンセラー・コーチ・コンサル・エステティシャン・ネイリスト・アロマセラピスト・美容師・お医者さんなどの専門家
《1対多数の場合》
・メリット
◎人数が多い分、時間単価が高くなる
◎時間にゆとりがある
◎農耕型
・デメリット
×自分の都合や日程に合わせる集客(集客できない可能性がある)
【多数の参加者に向けて発信する職業】
講師・講演家・イベント主催者・フィットネスインストラクター・歌手・芸人さん・ツアーガイド・ファシリテーターなど
ビジネスを拡大していくためには、「1対1」の集客ではなく、「1対多数」の集客方法に移行することがおすすめです。
こういった特徴を踏まえて、ビジネスの売り方を混ぜないようにすることが重要です。
・数年先のゴールから逆算しましょう
多くの人は、何かしら悩みを抱えているものです。
ビジネスでは、目の前の悩みを解決したいお客様をたくさん集めたほうが、すぐにお金は手に入るでしょう。
とはいえ、自分の目指す「理想の未来」というゴールから逆算して考えなければ、目先の利益を求める狩猟型の短期ビジネスになってしまいます。
それでは、日々の忙しさに追われてしまい、長期的にビジネスを継続することが難しくなってしまいます。
10年後や3年後の未来を明確に思い描き、しっかりブランドとポジションをつくって、1対多数のビジネスに移行していきましょう。
・これからの時代の「売れる商品」のつくり方とは?
ゴールを考える際には、いまどんな状況か把握することが大切です。
わたしが起業した30年前は、まだ起業する人がほとんどいませんでした。
なぜかというと、当時は起業するのに1000万円かかったからです。
無料で手に入る情報もなかったため、「発信する=商品が売れる」という時代でした。
わたしが協会をつくって1年目に1億円達成できたのは、「つくったら売れる」時代のおかげです。
ところが現在は、起業にも発信にもお金がかからないので、どれだけ発信しても売れません。
YouTubeやSNSなどの情報も無料で入手できるため、
「わたしは、こんな資格を持っています」
「こんなことをやっています」
というだけでは、売れなくなっているのです…。
そのため、これからの時代は、無料セミナーで知識を学び、有料のセミナーで一緒に実践し、成果を出すサービスをつくることが大切です。
(例)「お金持ち講座」をつくる場合
×お金持ちになる方法を教える
→いくら知識を伝えても、本当にお金持ちになれるのはほんの一握りです。
◎お金持ちになる方法を一緒に実践するコミュニティをつくる
→仲間と一緒にお金を稼いでいくことに、価値があります。
このように、時代のニーズに合わせたビジネスを設計しましょう。
・本当に大切な人だけに届ける売り方をしましょう
SNS発信が当たり前になったことで、多くの人が集客に悩んでいます。
そこで、わたしは売り方にこだわりました。
それは、「本当に大切な人だけに届ける」という売り方です。
集客にこだわると、たくさんの人を集めることが目的になってしまいます。
一方、「理想のお客様が、たったひとり買ってくれればいい」という売り方にすると、集客に追われることがなくなるのです。
現在は、人を集めればなんとかなる時代ではなくなりました。
「たくさん人を集めよう」というビジネスモデルの名残はありますが、人口は年々減っているのに対して、起業する人は増えているのでお客様も集まりにくくなっています。
集客にこだわればこだわるほど集客できなくなって、潰れてしまうでしょう。
それを変えるには、それぞれが専門家になって、本当に自分の商品を必要としている人にサービスを届けることが大切です。
本当に大切な数人に、高額でもしっかりした商品を提供するという売り方が必要な時代に変わってきているのです。
ぜひ、時代に合った売り方で理想のお客様とつながり、ビジネスをより豊かに発展させていきましょう。
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