●得意と不得意を掛け合わせ、長く続くビジネスを設計しましょう!
- 大沢清文
- 6月2日
- 読了時間: 5分
・苦手なところは補い合い、得意を活かす
あなたは、「苦手だな」と感じるものがありますか?
「人前で話すのは得意だけれど、デジタル関係は苦手」
「人と会うのは好きだけどSNSは苦手」
というように、人には誰にでも得意・不得意があります。
でも、苦手があるからこそ、ビジネスは成長できます。
大切なのは「マッチング」で、あなたの得意を、相手の不得意に掛け合わせることなのです。
以前、わたしが主催したマッチング交流会では、参加者に「自分の得意」「苦手」「出会いたい人」を書き出してもらいました。
たとえばわたしの場合、「オンラインが得意なので、苦手な女性経営者をサポートしたい」と書くと、
「わたしはオンラインが苦手なので、一緒に組みましょう!」
と自然な流れで協力関係が生まれるのです。
これはある意味、恋愛のマッチングの「ビジネス版」とも言えますね。
マッチングは、わたしが今後も取り組みたいことのひとつでもあります。
あなたも、お互いの苦手なところを補って、自分の強みを活かすビジネスのしくみをつくっていきませんか。
・個性のタイプがわかると契約率がグンと上がる
マッチングのときに、わたしが大切にしているのは、個性に合わせたコミュニケーションです。
キレイデザイン学では、それを「MOON・EARTH・SUN」という「3分類」で表現して、お伝えしています。
実際、オンライン交流会の際に、あるチームには事前に「相手のタイプの特徴」と「声かけのコツ」を伝えたことがあります。
それから相手のタイプに合った話し方を意識してもらったところ、自然と会話が弾み、場が盛り上がっていったのです。
このように、お互いのタイプを理解することで、コミュニケーションが円滑になり、得意を活かし、苦手を補える関係性が築け、結果的には契約率も上がっていくのです。
・コミュニケーションを大切にする場では売らない
盛り上がった場でも気をつけたいのは、「つながる場」と「売る場」を分けることです。
以前もお話ししましたが、ビジネスを始めるときは、まず「100人に出会うこと」を目標にしましょう。
ですが、まず100人に出会うこと自体が大変なので、交流会やランチ会でコミュニケーションをとるところから始めましょう。
ただし、せっかく意気投合して仲良くなっても、いきなり売り込みをされたら相手は引いてしまいます。
次につなげるためには、別の場所(二次会や個別面談)を設定しましょう。
皆さん「早く売りたい」という気持ちが強い傾向にありますが、売るのは出会ったその場ではなく、あとにしましょう。
とにかく、「つながる場」と「売る場」を分けることが大切です。
まずは、出会いを楽しみ、信頼を積み重ねることに集中してください。
・紹介制にするといい人が集まる
交流会でいいつながりをつくって、未来にワクワクしていると、自然と前向きないい人だけが集まるようになります。
反対に、文句やグチを言う人は自然と離れていきます。
そのためにも、誰でも参加できる場ではなく、紹介制にして、場に価値を感じてもらえるようにしましょう。
参加者にはイベント後にSNSなどで楽しい様子をシェアしてもらい、まわりの人から
「わたしも行きたかった…」
と思ってもらえるようにするのです。
ここが、口コミと紹介の大きな違いです。
自発的に「行きたい」と言う人が増えることで、やがて口コミが広まっていきます。
こうしたしくみを整えることで、自然とあなたに共感してくれる、いい人ばかりが集まるようになりますよ。
・「継承できる設計」でビジネスを発展させる
ビジネスを大きくしていくには、まわりの人に任せることも欠かせません。
「成果が出たら標準化し、次の人に渡す」ということも、意識していきましょう。
たとえばわたしの場合、オンラインの講座を多く行ってきた結果、売ってはいけないタイミングがわかるようになりました。
「いまは早すぎるな」
「まだ距離感があるな」
と感じたときは、無理に話を進めず、クロージングもしません。
最適なタイミングでなければ、いくらお伝えしても無理なのです。
ただ、わたしは感覚派に思われがちですが、じつは分析も得意です。
ですから、感覚と数字の両方からしくみを設計しています。
とくにキレイデザインは継承モデルなので、ほかの人でもできるように、丁寧に設計してきました。
なぜなら、わたししかできない状態では、次の人にバトンを渡せないからです。
ビジネスを大きくし、長く続けていきたいのであれば、ほかの人でも成功するしくみを設計し、標準化を進めましょう。
・人とのつながりを大切に、ビジネスを設計しましょう
ビジネスは「売りたい」という気持ちだけでは長続きしません。
大切なのは、お互いの得意を活かし、不得意を補い合う信頼関係を築くことです。
そのためには、楽しい出会いの場づくりや、継承できるしくみを整えることが欠かせません。
目の前の人とのつながりを大切にし、得意と不得意を掛け合わせ、長く愛されるビジネスを一緒に設計していきましょう。

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