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●売り込まずに選ばれる人が大切にする「聞く力」と「決める力」

9月21日
読了時間: 5分

  

 

・お客さまへの伝え方に迷ったら「何を話すか」より先に決めたいこと

 

 

「もっと自然に商品の魅力を伝えたい」

「売り込むのではなく、お客さまから『それがほしい』と言っていただける関係をつくりたい」

 そんな販売ができたら嬉しいですよね。

 


 もちろん、伝え方を磨くことは大切です。

 でも、わたしは話し方のテクニックを考える前に、確認してほしいことがあります。

 それは、「自分は相手にどうなってほしいのか」と「相手はどうなりたいのか」です。

 


 この2つが見えてくると、何を伝えるべきかも自然に見えやすくなります。

 


 

・「何を話すか」より先に、自分の目的を決める

 

 

 講座をしていると、

「お客さまに、どのように声をかけたらいいですか?」

「相手のタイプに合わせて、何と言えばいいですか?」

 といった質問をよくいただきます。

 


 そんなとき、わたしはまず

「あなたは、その人にどうなってほしいのですか?」

 と聞きます。

 


 すると、

「もっと自信を持ってほしいです」

「自分らしく仕事を楽しんでほしいです」

 というように、本人のなかから答えが出てきます。

 


 まずは、この自分の思いを出発点にしましょう。

 


 経営でも同じです。

 何を伝えるか迷っているときは、話し方以前に、自分の目的が曖昧になっていることがあります。

 


「何を言えばいいか」がわからないときほど、「わたしは何を届けたいのか」を先に明確にすることが大切です。


 

 目的が決まると、必要な言葉や行動も選びやすくなります。

 

 


・次に、相手が「どうなりたいか」を知る

 

 

 自分の目的が決まったら、次に必要なのは相手を知ることです。

 相手が見えていなければ、どれだけ上手に説明しても、本当に必要な提案にはなりません。

 


 わたしは、お客さまとの関係を「医者と患者」にたとえてお話しすることがあります。

 


 お医者さんも、患者さんの状態を確認せずに、いきなり薬を渡すことはありませんよね。

 


 どこがつらいのか。

 何に困っているのか。

 どんな状態になりたいのか。

 話を聞いたうえで、その方に合った方法を考えます。

 


 わたしが伝えているキレイデザイン学も、わたしは「処方箋」のようなものだと考えています。

 


 人は、一人ひとり、個性も悩みも違います。

 目指している未来も違います。

 お客さまへの提案で大切なのは「何を売るか」から考えることではなく、「相手は何に困り、どうなりたいのか」を知ることなのです。

 


 

・同じ悩みでも、必要な「処方箋」は違う

 

 

 たとえば、お客さまから、

「集客がうまくいきません」

 と相談されたとします。

 


 同じ悩みに見えても、目指している未来は人によって違います。

 


 売上を大きく伸ばしたい方。

 現在のお客さまを大切にしながら、少しずつ事業を育てたい方。

 働く時間を増やさず、売上を安定させたい方。

 新しいお客さまを増やすより、リピーターを大切にしたい方もいるでしょう。

 


 だからこそ、同じ「集客」という言葉でも、必要な方法は変わるのです。

 


 ですから、悩みを聞いたあとに、

「どうなれたら嬉しいですか?」

 と、もう一歩先まで聞いてみてください。

 


 いい提案とは、こちらが売りたい商品へお客さまを合わせることではなく、お客さまが目指す未来に合わせて必要なものを考えることです。

 


 自分の商品が役立つなら提案し、必要がなければ無理にすすめない。

 そんな姿勢が信頼につながります。

 


 

・ツールに答えを決めてもらわない

 

 

 相手をより深く知るために、ツールを使うこともあるでしょう。

 


 経営であれば、AIやマーケティングデータ、専門家の意見を活用する場面も増えています。

 


 どれも、とても便利なものですが、わたしは「ツールは答えを決めてもらう道具ではない」と考えています。

 


 それは、キレイデザイン学でも同じです。

 運気についても、

「わたしはこれを実現したい。そのために、いまの運気をどう活かそう」

 という順番で決めることが大切なのです。

 


 診断やデータは「答え」ではなく、自分の目的を実現するための判断材料です。

 


 ツールが便利になるほど、「最後に決めるのは自分」という軸を持っておくことが、重要なのです。

 


 

・「売る人」ではなく「相談される人」になる

 

 

 経営者が目指したいのは、商品の説明が上手な人だけではありません。

 


 わたしは、

「ちょっと相談してもいいですか?」

 と言っていただける人になることが、とても大切だと考えています。

 


 相談していただければ、相手が抱えている悩みを知ることができます。

 どんな未来を望んでいるのかも聞けます。

 


「どう売ろう」と考えるより、「安心して相談してもらえる関係をどうつくろう」と考えると、販売はもっと自然になるのです。


 

 売上はもちろん大切です。

 でも、経営は一度売ったら終わりではありません。

 


 信頼が積み上がるほど、お客さまとの関係も長く続いていきます。

 


 

・「決める力」と「聞く力」で信頼関係を築く

 

 

 迷ったときほど、まず「わたしは何をしたいのか」を自分で決めるところから始めましょう。

 


 そして、

「相手は何に困っているのか」

「どうなりたいのか」

 を丁寧に聞く。

 


 2つが見えてくると、必要な提案が浮かんできます。

 


 自分が何を届けたいのかは、自分で決める。

 そして、相手が何を望んでいるのかは、丁寧に聞く。

 


 この「決める力」と「聞く力」の両方を大切にすることが、お客様から信頼され、自然に選んでいただける経営につながっていくのです。

 


 


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