・働き方は4つに分類される
あなたはいま、どのような働き方をしていますか?
多くの人が、自分の性格に合った働き方を選んでいるはずです。
たとえば、ひとつの組織のなかでも、
・身につけた技術を生かして、コツコツじっくりつくりあげる、まるで職人さんのように仕事をしている人
・人を動かしながら経営全体を担っている人
というように、それぞれの役割に合わせて個性を発揮することが求められています。
また、働き方は、大きく4つに分類できることをご存じでしょうか?
①「雇用タイプ」
②「専門家・職人タイプ」
③「起業家タイプ」
④「経営者タイプ」
あなたは、どのタイプにあてはまりそうですか?
じつは、それぞれのタイプごとに、得意なことや苦手なこと、プラス面とマイナス面があります。
具体的に見ていきながら、自分に本当に合った働き方のタイプをチェックしていきましょう。
・自由度は低いけれど収入は安定する雇用タイプ
会社員や派遣、パート、主婦として働いている人たちがこのタイプです。
雇用されている分、自由度は一番低い働き方ですが、安定して給与が支払われます。雇用主の指示どおりに動くことが求められますので、人の指図を受けて動くことを好まないタイプの人にとっては向きません。
雇用形態にもよりますが、社会保険が適用されていたりと、組織に守られています。
・収入よりも自分のスキルアップに重きを置く専門家・職人タイプ
手に職をつけ、実務をおこなうことが好きな人たちが、まさにこのタイプ。
専門家・職人タイプが得意とするのは、自分の技術をどこまでも深めること。
スキルアップすることに積極的で、同じことの繰り返し作業もこなします。
一方で、人との交流が苦手な人が多いといわれ、集客やセールスは得意ではありません。
このタイプの月収は10〜30万円くらいの人が多く、雇用されている分、収入は安定し保証もされています。
苦手な営業や集客は会社がおこなってくれるのも、職人タイプにとってはプラス面でしょう。
ただし、給与は労働時間の対価であり、肉体労働となることは免れません。
・自由な働き方ができる起業家タイプは、集客が最大の課題
自分で新しく事業を立ち上げている人たち。
行動力や決断力があり、問題解決能力が問われます。
起業家タイプの得意分野は、集客やセールス。
ほかのタイプと比べると、新規顧客をつくることは得意な傾向にあるでしょう。
積極的に事業を広げていくことができます。
苦手なことは、同じことの繰り返しやマニュアル通りに進めなければならないこと。人の指示で仕事をするのは好みません。
そして、なんといっても最大のプラス面は、働き方が自由自在なことでしょう。
ただ、その分、収入は不安定で売上が0になる可能性も…。
逆に、売上が上がれば年商1000万円も可能ですが、多忙を極めたり、集客に追われたりといったマイナス面も出てきます。
自由な働き方を実現できるのは、苦手なこともこなすことも前提にあるということですね…。
・しくみづくりが成功のカギ。億単位の年商も叶う経営者タイプ
経営管理や組織運営、つまりマネジメントに長けているタイプです。
人を育てたり、人を動かしたりすることを得意とし、組織をまとめていきます。
経営者タイプは、ヒト・モノ・カネのマネジメントに長けています。
そして、人を育てたり、まとめたり、といった人材育成を得意とする人が多いようです。
全体を見て経営を進めていくため、現場で自ら取り組んだり、細かなことが苦手。人に動いてもらうことでこなしていきます。
プラス面としては、責任をともなう分、自分がやりたいことや得意なことだけをできる立場にあり、それらを実現させるために専門家(職人)を雇うことができます。
自分がその場にいなくても、会社の売上を上げることができますが、しっかりしたしくみ作りができていないと会社を倒産させてしまうリスクも隣り合わせです。
また、採用や契約、報酬など、常に人の問題はつきまとうでしょう。
これらのプラス面、マイナス面を引き受けたうえで、経営者として社会に対して意義のある組織をつくろうという気概のある人たちが、経営者タイプです。
・自分に合った「働き方」を選んでいきましょう
以上のように、それぞれ4タイプで、プラスとマイナスの両面をあらためて見ていくと、自分に合ったタイプ、目指したいポジションが明確になるでしょう。
「いまは〇〇タイプの働き方だけれど、理想は〇〇タイプだった」
「〇〇タイプの働き方より、自分には〇〇タイプの働き方がしっくりくる」
というように、いまの働き方が本当に自分に合っているのかどうかも見直してみてくださいね。
いまは、自由に働き方を選べる時代です。
自分らしく輝けるポジションを見極めて、自分の持つ才能を発揮し、人生を豊かにしていきませんか?

Comments