・起業10年後には、90%が廃業している!?
「1年後のビジネスの生存率」は、どのくらいだと思いますか?
じつは、1年目の生存率は60%、じつに40%の人が経営に行き詰まっているのが現状です。
さらに10年後になると、90%の企業が経営の継続を断念するため、生存率は10%になります。
時間の経過とともに、企業の生存率は、どんどん低くなってしまうものなのです…。
でも、ここまで倒産する確率が高いのは、経営者にとっても、社会にとっても、望ましいことではありませんよね?
せっかく起業したり、会社を興したりするのであれば、継続して、よりよいサービスを届け続けられるようにしましょう。
・経営を安定させて、サービスの質を上げましょう
継続して生き残るには、がむしゃらに働くことだけが策ではありません。
むしろ、ひとりでがんばっている人ほど、忙しさに押しつぶされて、結果的に続けられなくなってしまっているのではないでしょうか?
たとえば、わたしは30年ほどビジネスを続けていますが、現在は、基本的に月額のサブスクでサービスを提供しています。
そうすることで、収益も安定し、年商もある程度読めるようになるのです。
集客や収入の面が安定すると、よりお客様に喜んでいただけるようにサービスのブラッシュアップに注力できるので、よりいい循環が生まれるでしょう。
このように、不安定な部分をなくして、「安定」をつくっていくことで、長く事業を継続していくことが可能になるのです。
ただ、これはとても理想的な話ではあります。
ここからは、このような好循環をつくるために、わたしが大切にしてきた3つのポイントをご紹介しましょう。
・ビジネスに必要な3要素を押さえましょう
経営者が、ビジネスで押さえておかなければいけないことは、大きく分けて3つあります。
それは、「時間」「人」「お金」です。
「時間」は、「未来のしくみをつくる時間」が増えているかどうかがポイントです。
ぜひ、自分のなかで、去年よりも多く時間をとれるように意識してみてください。
「人」の場合、ビジネスパートナー、お客様、自分のまわりの専門家チーム、リストが増えていっているかどうか?
組織やコミュニティが大きくなっているのかどうか?
というポイントをよく見ていきましょう。
「お金」の場合、「時間」と「人」によって、増えるかどうかが決まります。
そのため、お金だけにフォーカスして取り組んでいても、売上自体は増えないのです。
お金を稼ぐための時間を、自分が持っているか?
それを一緒にやる人がいるか?
ここが、ビジネスを発展させるための大きなポイントなのです。
・「自分の時間」を持っていますか?
ビジネスを右肩上がりにするために、キレイデザイン協会では、
「3つの『持ち』を手に入れましょう!」
とお伝えしています。
それは、「時間持ち」「仲間持ち」「お金持ち」の3つです。
さらに、この順番も重要なポイントです。
多くの人が、最初から「お金持ち」を目指そうとするので、時間がなくなり、人もいなくなってしまいます。
そうではなく、まず、「自分の時間」を持つことから始めましょう。
経営者に「自分の時間」がないと、経営もうまくは回りません。
24時間365日、どこに集中する時間をつくるのかを決めましょう。
経営者は、時間を管理するために、引き算を意識してくださいね。
たとえば、ビジネスを立ち上げたばかりのときは、たくさんの人に来ていただけるようにアプローチをすることも必要ですが、経営を安定させていくには、
「こんな人は、来ないでください」
と上手に切り分けていかなくては、時間が足りなくなってしまうのです。
ですから、経営者にとって、タイムマネジメントがもっとも重要なポイントです。
まずは「時間持ち」から目指しましょう。
・「時間持ち」になるために、まわりの力を借りるのもおすすめ
時間をうまく使うためには、仲間や専門家の力を借りることも有効です。
たとえば、わたしの場合、基本的にオンラインで働いていますが、事務的な部分は信頼できる在宅秘書サービスに依頼しています。
経営者は、プロジェクトのしくみや設計づくりに注力する時間をつくるために、何かしらこのような工夫が必要なのではないかと思うのです。
もちろん、講座などの時間などの確保も必要ですが、まず「自分の時間」から先につくることが大切です。
そのためには、まず自分の時間給を決めるといいでしょう。
自分の時間給を考えれば、費用に対して自分で行ったほうがいいのか、外注したほうがいいのか、判断する基準ができますよ。
着実に売上を伸ばし、経営を右肩上がりにしていくためにも、経営者はまず「時間」を意識していきましょう。
「時間」を上手につくる工夫をすることで、忙しさに追われずに、自分の強みを発揮して働く環境が整っていきます。
すると、結果的にまわりに頼れる「人」が増え、「お金」も増えていくのです。
そうして、安定した経営ができるようになると、ビジネスは1年、3年、5年、10年…と、継続できるようになっていくはずです。
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