・多くの経営者のお悩みは「人」の問題に関わっている
経営者に多いお悩みトップ3とは、なんでしょうか?
それは、「人」「お金」「時間」です。
とくに「人」の問題は、「お金」にも「時間」にもつながっている大事な部分です。
「人」に関する悩みから解消していくことで、ビジネスはずっと軽やかになっていくでしょう。
たとえば、人を集める「集客」、人に売る「販売」、人を育てる「育成」、どれも、その人の個性によってアプローチ方法が違います。
人の3タイプを知っていると、話し方や接し方からその人のタイプがわかり、それぞれに合ったアプローチがしやすくなるでしょう。
以前のコラムでも詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
…3タイプの特徴と、3タイプ別の経営者の個性をご紹介しています。
…3タイプ別の喜ばれるアプローチ方法をご紹介しています。
わたし自身も、3タイプの個性の違いをビジネスに活かすようになってから、スタッフ教育をはじめ、集客や接客、販売がとてもラクになりました。
今回は、「人材育成」に焦点を当てて、3タイプの特徴をご紹介していきましょう。
・人材育成にこそ、人の「3タイプ」を活用しましょう
人材育成に関する悩みとして、よく耳にするのは
・スタッフとうまくコミュニケーションがとれない
・同じように教えても、伸び方に差が生じてしまう
・スタッフが定着しない
というものです。
人と関わるときは、「伝える」「受けとる」というコミュニケーションがポイントになりますが、ここにも3つのタイプごとに個性があらわれます。
いつも自分流の伝え方をして、失敗してしまうことはありませんか?
個性の違いを意識して人と関わっていくことは、経営を末長く右肩上がりにしていくためには欠かせません。
ここは、人材育成に限らず、集客や販売にも共通するので、ぜひ押さえておきましょう。
・MOONには、丁寧な説明がポイント
MOONは、まわりのみんなと仲良く、競争やケンカをしたくないタイプです。
自然体でやわらかく、誰に対しても優しいので、相手によって柔軟に形を変えるという特性があります。一方で、人に振り回されてしまうといった一面も…。
人を惹きつけ、夢をかき立て、不思議な世界の扉を開くカギとして、重要な役割を果たします。
0から1を生み出すことが得意なMOONは、「なぜ、これをあなたに教えるのか」を説明することがポイントです。
安全性や原理、法則を大切にしたい想いがあるので、丁寧な説明の文章を用いて、すべてを伝えると理解してもらいやすいでしょう。
・EARTHには、結論から伝える
何かひとつを極めることや、いまあるものをアレンジしていくことが得意なEARTHは、結論がひと目でわかるように伝えましょう。
「何かわからないことがあったら言ってください」と、ひとりで取り組んでもらうことで、個性を発揮しやすくなります。
何かのプロジェクトをチームで進めていく場合、実現するためには具体的に何をしたらいいのか、時間や予算はどのくらい必要なのかなど、ゴールを見据えて進めて行けるのがEARTHの持ち味です。
プロジェクトや案件を進めるときには、EARTHをメンバーに入れておくといいでしょう。
実力主義ゆえ、数字で成果を見せるとやる気がアップします。
・SUNには、ジェスチャーを交えながら伝える
いつも元気に輝く成功者になるために、資格や権威を駆使して、手っ取り早い方法を模索する傾向があります。
さまざまなことを展開させていき、世界を広げる多角化が得意なSUNには、身振り手振りで、ジャスチャー多めの説明をすると伝わりやすいでしょう。
写真画像やイラストなど、感性に訴えるものをとり入れると、持ち味を活かせます。
楽しいことにすぐ目がいき、話題もどんどん広がっていくという特徴があり、アイデア出しやサプライズ企画、行動力も大きな強みです。
カリスマ性があり、エネルギッシュな存在としてまわりを巻き込む力を持っているので、リーダーとして活躍します。
・3タイプをうまく取り入れることで、チームの業績が上がる
世の中には、人の3タイプが存在する「割合」というものがあるのをご存じでしょうか?
日本では、100人以上が集まった場合、おおよそ「MOON(35):EARTH(40):SUN(25)」の割合になるという統計が出ています。
(また、こういった割合でメンバー構成がされていると、業績がアップするといわれています)
つまり、どのタイプも偏りなく、世の中に存在しているということです。
ですから、どのタイプの人が見ても伝わるコミュニケーション力が身につくことは、経営者だけでなくチームメンバーにとっても大きな強みになるでしょう。
「人」とのコミュニケーションが円滑になると、会社のチーム力が上がります。
そうして人の問題が解決していくことで、お金や時間の問題も、次第に改善されていくものです。
ぜひ、「3つタイプ」の特徴を人材育成に取り入れて、経営のお悩みを一緒に解消していきましょう。
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