・稼ぐ力は「誰かのため」という思いで強くなる
「『お金を稼ぐ』という言葉になんとなく抵抗がある」
というように、お金に対してネガティブな印象を持っている人は少なくありません。
でも、これは思い込みです。
お金は美しく稼ぎ、美しく使うことができます。
楽しく働くためにもビジネスを拡大していくためにも、ここで、お金の思い込みを手放していきましょう。
人はお金を稼ぐとき、原動力になるものがあります。
人にはさまざまな生き方がありますが、「誰かのためにお金を稼ぎたい」と思う気持ちは、稼ぐ力を強くする原動力になります。
たとえ共働きであっても、夫が安定して稼いでくれている場合は
「自分が大黒柱になるつもりで稼ごう」
という気持ちになる女性は少ないでしょう。
「自分が大黒柱になる」
「誰かのためにお金を稼ぎたい」
という気持ちを持っている人のほうが、お金を稼ぐ力を持っているものなのです。
・誰のためにお金を使いますか?
「海外旅行に行きたい」
「あのブランドの服がほしい」
こうした自分の楽しみも、お金を稼ぐモチベーションになります。
でも、
「子どもがもうすぐ受験だから…」
「今年大学に進学するから…」
「来年留学する予定だから…」
というように、とにかく稼がなくてはいけない状況になると、人はいままで以上のパワーを発揮できるものです。
たとえばわたし自身も、子どもたちの「大学に行く」「留学する」という2つのイベントが重なったとき、稼ぐ気持ちが一気に高まった記憶があります。
これが「自分が旅行に行く」という理由だけであれば、何がなんでもという気持ちでがんばることはできなかったでしょう。
このように、「〇〇のために」という対象者がいると、稼ごうと思う力が強くなります。
そして、その対象者が多ければ多いほど、人は稼げるようになるのです。
実際、稼ぐ力が大きい人ほど「〇〇のために」という対象が大きく、広い傾向があります。
家族だけにとどまらず、会社、業界、日本、世界…と対象を広げていくことで、どんどん稼ぐモチベーションも上がっていくでしょう。
・稼ぐ目的が変わるとお金や人の縁も変わっていく
以前、借金まみれだった頃のわたしは、
「お金がほしい」
と、自分のことばかりを考えていました。
当然のことながら、そのときはまったく稼げず、うまくいきませんでした。
でも、お金を稼ぐ目的が、パートナー、子ども、会社、業界…と、外に向くようになるにつれて、さまざまなことが循環するようになっていったのです。
次第に、生活もよくなっていきました。
あなたも、もし自分に意識が向いてしまって、うまくいっていないのであれば、
「業界全体がよくなるためにお金を稼ごう」
「誰かのためにお金を稼ごう」
というように、意識を変えてみてください。
お金の縁だけではなく、人との縁もどんどんよくなっていきますよ。
・まずは「社会」に目を向けましょう
人生設計をするときには、長い目で先を見越すことが大切です。
基本的に、10年の長期スパンで考えましょう。
「10年かけて稼いでいこう」
と考えれば、自然と視野も広がります。
「〇〇のために…」というスケールも、より大きくして考えやすくなるでしょう。
また、人生設計を考えるときは、対象とするものに優先順位をつけておくことも大切です。
大事なものから、
①社会と自分の業界
②自分の家族
③自分
という順序で考えていくといいでしょう。
まず、社会全体と自分の業界が、いまよりよくなるためには何が必要なのかを考えてみてください。
その次に、「自分の家族」のために必要なこと、最後に「自分」という順番です。
ここでいう「自分」とは、自分の持っている「欲」のことです。
たとえば、海外旅行に行きたいといった「欲」は、自分の人生を豊かにするために大切なものですが、
「自分だけがよくなればいい」
という視野の狭いものでは、原動力は小さくなってしまいます。
がんばる気持ちも、なかなか継続できません。
そこで視点を変えて、「社会」のため、「人」のためなど自分の欲以外のものに意識が向くと、馬力がかかり、思わぬ力も出せるようになるものです。
結果的に稼ぐ力もどんどん大きくなっていくでしょう。
・人とのいい縁が稼ぐ力を大きくする
お金と人はつながっています。
とくに女性は、「稼げる」だけではしあわせを感じることはできません。
女性のしあわせには、家庭も仕事もうまくいき、まわりの人ともいい関係が築けていることが大切なのです。
もし、あなたが自由に豊かな人生を送りたいと思ったなら、
「まわりに感謝しながら、いま置かれている環境をもっとよくするためにはどうしたらいいだろう?」
と考えてみてください。
自分のためではなく、「誰かのために」という思いで力を発揮していると、気づいたときには、いつの間にか大きく稼ぐことができているものです。
人間関係にも恵まれるようになっているはずですよ。
どんなときも感謝の気持ちを忘れずに、社会や大切な人に目を向けて稼いでいきましょう。
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