・右腕を伸ばすときにも「個性」を尊重しましょう
「右腕がなかなか育たない」
「どうやって個性を伸ばせばいいのかわからない…」
経営者から、こういった声を耳にすることがあります。
でも、それぞれの「個性」を把握すると、優れたメンバーをより伸ばせるようになり、右腕育成にも活かすことができるようになります。
わたしたちキレイデザイン協会では、一人ひとりの個性を、生年月日から導き出した「12色」でご紹介しています。
「色」の調べ方は、拙著、書籍『びっくりするほど当たる! 12色キャラ診断』(かざひの文庫)などで掲載していますので、ぜひ、調べてみてくださいね。
今回は、「ブルーグリーン」の人の特徴や接し方、右腕育成での活かし方などをお伝えしましょう。
・ブルーグリーンは、自分のペースを基軸にゆったりと自転する、地球のような人
ブルーグリーンの人は、バランスを考えながらゆっくりと歩みを止めることなく、マイペースに進んでいく人です。
何事にも慌てず騒がず、自分のリズムを基軸に、納得できるまで取り組む力を持っています。
周囲とのバランスを保ちながら、自分のペースで動き続けるので、どんな長い道のりでも責任を果たすことができます。
全体像をとらえ、ペース配分を意識して得意なことに力を入れると、いろいろなことがうまくいくタイプです。
・ブルーグリーンのキーワードは、「バランス」
ブルーグリーンには、次のような特徴があります。
・平等な対応(老若男女)で、性格や態度に裏表がない
・自由、平等、博愛主義の心を持っている
・全体像がつかめないとダメ
・納得してから行動するため、決めたら徹底的に取り組む
・マイペースで、基本に忠実なところがある
キーワードは、「バランス」で、自己認識、博愛、忍耐力、平等です。
ブルーグリーンの人は、バランスを大切にし、大らかにすべてを受け入れる力を持っています。
・仕事面では、やると決めるまでは慎重。やると決めたら徹底的にやる!
ブルーグリーンの人は、行動するまでの決断には慎重で時間がかかりますが、一度決めたらかならずやり遂げるため、誠実で周囲からの信頼は厚いタイプです。
また、いったん着手すると粘り強さを発揮し、失敗してもあきらめずに何度でも挑戦します。
ブルーグリーンの人がいると、とても頼もしいチームになるでしょう。
誰かの下で仕事をするよりも、リーダーシップを発揮する役割のほうが向いています。
大らかに物事をとらえる力があり、バランス感覚にも優れているので、チームでの仕事に力を発揮しやすいのです。
・全体像を把握し、何が必要か明確にしましょう
ブルーグリーンの人に仕事の指示を出す場合は、まずどういう全体像なのかを伝えて把握してもらい、そのうえで必要な情報を伝え続けましょう。
そうすると、自分が何をすべきかがわかるので、やる気を持って取り組んでもらえます。
段取りを重視するので「いつまでにほしい」と期限を伝えることは必須です。
また、誰にでも対等で裏表のない態度をとる分、不平等な扱いを受けたり、ぞんざいなものの言い方をされたりすることを嫌がります。
意見に対して頭ごなしに否定をせず、企画会議の場などで発言してもらうときには、耳を傾けるようにしてあげてください。
・全体を俯瞰し、核心をついたひと言をズバリ言える人
誰に対しても分け隔てなく平等な博愛主義者であることも特徴です。
俯瞰して物事を見る目を持っているので、何か仲間内で揉め事があっても、誰かの肩を持つのではなく、その場全員の意見を聞いて判断することができます。
場を取りまとめる機会が増えると、仕事だけでなく、仲間内でもリーダーとしての役割を任されることも。
笑顔で核心をついたひと言を言うので、まわりをドキッとさせるという場面もあるかもしれません。
まだ関係を深く築けていない場合には、毒舌になりすぎないよう注意したいですね。
12色キャラのなかでもっとも意思決定が遅いのも、全体を俯瞰し、しっかり一つひとつのことを考えて判断している証拠です。
・ペースを乱さず、尊重してあげるとうまくいく
ブルーグリーンの人には、変に急かしたりせずに、ペースを合わせてあげる言葉がけが効果的です。
「仲間と一緒にがんばろうね!」
「結果が出るまでとことん付き合うよ!」
「いつも平等で、的確に判断しているね」
という言葉をかけると力を発揮します。
お世辞やゴマスリは逆効果。
何かを伝えるときは、正面からストレートに伝えるのが一番です。
一人ひとり個性は違うものですから、個性の違いを知り、接し方を工夫することで、長所がグングン伸びていく環境をつくることができます。
あなたも、ぜひ「色」を右腕育成に活かしていきませんか?
右腕が育てば、ビジネスはどんどん大きくなっていき、経営者が本当にしたいことができるようになっていくはずですよ。
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