・何事も、ゴールから設計することがポイント
あなたは、講座を開催しようとするときにどこから着手していますか?
何かをはじめようとするときは、まず「ゴール」を設定し全体を設計することがとても大切なポイントです。
講座ビジネスは、基本的に一度きりの購入で完結し、関係が終わってしまうケースが多いもの。
いつも新規顧客の獲得に追われ、手当たり次第、集客からはじめてしまうという人も多いのではないでしょうか?
最初は「ゴール設定」をするところからはじめましょう。
・全体を設計してから、実際に組み立てていきましょう
あなたが何かをはじめるときに、知っておいてほしい言葉をご紹介します。
それは、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(スティーブン・R・コヴィー著/フランクリン・コヴィー・ジャパン訳/キングベアー出版)の第二の習慣に、書かれている言葉です。
「目的を持ってはじめる(終わりを思い描くことからはじめる)」
「すべてのものは二度つくられる」
これは、どのビジネスにも当てはまる考え方です。
たとえば、家を建てるときのことを考えてみてください。
大工さんがいきなり柱を切り出して、組み立てることはありませんよね。
もしも、設計をせずにはじめてしまうと、途中で
「もっとリビングは広くないと」
「浴室はこっちにしよう」
「子ども部屋は共有ではなく、小さくてもいいから個室に変更しよう」
と行きあたりばったりの変更が発生して、とても家族全員が満足できるような、調和のとれた家を完成させることはできなくなってしまうでしょう。
家をつくるときは、まずどんな家をつくりたいのかを考え、プランを練り、設計図を描きます。そして、そのあと、大工さんが設計図をもとに家を建てはじめるのです。
つまり、
「全体の設計を考えるのが一番目の創造、実際に組み立てるのが二番目の創造」
という順番がとても大切なのです。
・講座設計は「コミュニティ」からはじめる
新しいビジネスモデルを考えるときも、まずは、設計図づくりからはじめましょう。
講座設計は、次の5つのステップを踏んでいきます。
1.コミュニティ
2.本命講座
3.フロント講座
4.オファー講座
5.集客の流れ
ところが、うまくいかない人ほど、すぐに5番目の「集客」からはじめてしまう傾向にあります。
「Facebookに毎日3投稿しよう!」
「インスタグラムのライブを毎日やろう!」
「アメブロに毎日投稿しよう!」
「TikTokがいいかもしれない」
こんなふうに、新しいツールが出ると、手当たり次第にとにかくやりはじめてしまってはいませんか?
「ゴール」を設定していない人は、残念ながら、無料講座やフロント講座への誘導で終わってしまうことが多いものです。
その結果、日々やらなければいけないことが増え、できない自分に焦り、ストレスがたまってしまうというケースも多いでしょう。
・まず「年間計画」を立てる時間をとりましょう
講座の設計をするときは、まず本命講座を1年間で何回開催するかを決めるところからはじめましょう。
「オンライン講座+コミュニティ」のオンライン会員制ビジネスは、
【売上=客数×単価×継続】
というしくみで成り立っています。
よって、年間で何回のオンライン講座を開催するかで、自然と年商も決まってくるのです。
①開催日時と目標人数を決める。
②本命講座の受講生の受け皿となるコミュニティの概要を決める。
③1年間の売上げ目標を決める。
④集客の流れをつくる。
では、なぜ月間ではなく年間計画が必要なのだと思いますか?
それは、月間で設定すると、いつもノルマに追われて毎月がんばらなければいけなくなるからです。
たとえば、年間1000万円の計画にすると、月平均80万の月商が必要ですよね。
でも、毎月80万を稼ぐとなると、お子さんが夏休みのときにも仕事をしないといけない計算になってしまいます…。
一方で、年間で考えてみると、
「8月は講座を少なくし、仕事を抑えて、ほかの月でカバーしよう」
と事前に考えておくこともできるのです。
その結果、夏休みはゆっくり子どもと一緒に過ごせ、
「ハワイ旅行が安い月に、家族で旅行に行こう」
と、安くて賢い計画を立てられるようにもなるでしょう。
●仕事だけではなくプライベートの休み、旅行の計画も予定に入れる
年間を通して予定を考えることで、プライベートも仕事も充実させることができるでしょう。
人は、つい目先にある「やらねばならないこと」に対処したり、行き当たりばったりで物事を進めてしまったりするものです。
でも、そのままでは、いつもまで仕事に追われて、プライベートの時間が取りづらくなってしまいます。
ぜひ、プライベートをしっかり入れて、ビジネスの年間計画を立ててみましょう。
そうすることで、自分や家族を優先して行動することができ、心身ともに充実したビジネスができるようになってきますよ。
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